水のカーテン

音止の滝の奥へ向かって５分ほど歩くと、いよいよ白糸の滝です。

びっくりするのは遊歩道が整備されていて滝壺の近くまで行けるようになっていることと、
意外と周囲に普通に家があるような所にこんな大きな滝が出現するという所なんですが
これほどの名瀑となれば一大観光地として整備されているのはまぁ当然のこととして、
白糸の滝は上流に川が無く、富士山の膨大な雪解け水が溶岩層を通り
岩の隙間から間断なく流れ落ちているという、この滝独特の構造があり
そのため忽然と滝が現れるような不思議な感覚がするんですね。

NIKON D3
AiAF Nikkor 18mm F2.8D

そしてさらに驚くのはこの滝のスケールです。
落差20mの滝の横幅は、なんと200m！
思っていた以上の幅の広さ、右から左へ順を追って撮影したので
ぜひこのスケール感を感じていただけたらと思います。

NIKON D3
AiAF Nikkor 18mm F2.8D


NIKON D3
AiAF Nikkor 18mm F2.8D


NIKON D3
AiAF Nikkor 18mm F2.8D

ところが朝霧高原を出発して、ここへ辿り着いたのは14時。
ご覧のようにこの時間で既に半分以上が影に覆われてしまっていたのです。
特に滝のハイライトと言える左奥の部分はかなり影に入ってしまっています。
ということで、予定を変えて翌日にもう一度訪れることにしました。

NIKON D3
AiAF Nikkor 18mm F2.8D

静岡県・富士宮市・白糸の滝
2008年11月