可もなく不可もなくといった調子で夕方を迎え、元手もお腹も減ってきた。
ホテルのレストランにはいつでも行けると思い、外へ出ることに。
こういう時はコンシェルジュさん。
トッペギ料理のおいしい店を尋ねると、私たちの発音がまずいのか、
「トッペギ」が日本語と思われてしまうのか、なかなか通じない。
そこで、怪しい英語で「Seafood Restaurant」と言うと、通じた!
日本語がわかるといっても、やはり英語のほうが楽なようだ。
外来語をカタカナで取り込める日本語は、とても柔軟で便利な反面、
原語とは似て非なる発音になってしまい、わかりにくいのかも。
コンシェルジュさんに店名を書いてもらったカードをベルさんに見せ、
タクシーを呼んでもらった。
薄暗くなり始めた空の下を走り出してしばらくすると、夫が言う――
「あ、トイレを借りた店だ」
くぅ~!
これからは通る度に言われること必定だな。
10分ほど走って着いたのは、「トムジャウ」という海鮮料理店♪
想像していたより大きく、3階建のビルになっている。
タクシーが停まるとすぐに案内係のおじさんがやって来て、
にこにことドアを開けてくれた。こちらは自然と腰が低くなる。
おじさんの説明では、1階と2階はレストランで、3階はお刺身らしい。
お刺身と聞き、それではとエレベータで3階へ。
迎えてくれた店員のおばちゃんは日本語が達者だった。
もしかすると、日本人がたくさん来るお店なのかも?
ゆったりと30人くらい座れそうなお座敷の窓際の席についた。
道路の斜向かいに平屋建の小さなお店が見えるほかは、辺り一面草木が繁り、
遠くの山並を眺めると、本当にのどかな気分になる。
まだ少し時間が早いのか、離れた席に先客が1組いるだけで、
店内は落ち着いた静かな雰囲気である。
さて♪
今度はちゃんとメニューを見ると、国産ビールは1本 4,500ウォン!
日本のビールの半値以下ということがわかり、
これからは常に国産ビールを飲むことに決めた。
その初めてのビールのお味は、キリンより薄めで、炭酸も弱めだけど、
これはこれでおいしいので、日本のビールを飲まない決意は揺るがないのだ。
前菜のキムチにビールが進む^^
行きつけのスーパーで売っているキムチのほとんどは甘過ぎて、
なかなかこれだというキムチに出合えないのだけど、
こちらのはほどよく酸味があり、旨みもたっぷりで本当にうまい^^
でもって、相当辛い! 辛味は痛みだということがよくわかる~。
一品めは、お刺身♪
タイ、ヒラメ、ホヤ、タコなどが大皿にわっさと盛り付けられている。
タレは、醤油にワサビ、甘辛のコチュジャン、そして、辛味噌の3種類。
それぞれを試してみたけれど、好みはやはり醤油にワサビ。
ヒラメは身がしっかりと引き締まっているし、
ホヤのちゅるりとした食感と塩味もいい。
どれも今朝獲れたばかりとあって、皆うまい♪
ビールの次は、焼酎を小さなショットグラスでちびちび飲む。
カキ氷のみぞれ味みたいな濃厚な甘さが辛い料理によく合うなんて!
二品めは、海鮮鍋♪
土鍋(トッペギ)ではなく、鉄鍋で煮込まれていたけど、
エビ、トコブシ、イカなどの旨みがたっぷりのピリ辛味噌スープは、
あとでご飯を入れて雑炊にしたいうまさ^^
果たしてご飯まで行き着けるだろうか?!
三品めは、太刀魚の塩焼き♪
これがまあ大きいこと! 一切れの厚みや大きさは掌ほどもある。
それが三切れ乗って1人前!――よかった~、2人前頼まなくて。
これでも1尾の半分にすぎないのだろうな。
食べる時に少し塩を落としたほうがいいかもしれないけど、
焼き加減はバッチリで、ほっこりとした甘い身は程よく脂が乗って旨い!
ふう~!
この頃になると、親戚あるいは仲の良い友人同士といった感じの
家族連れの団体さんが来て、お座敷は一転、賑やかな雰囲気に~。
おばちゃんの日本語が冴える^^
思った通り、雑炊までは辿り着けず、ご馳走様~^^
いささか心を残しながら、お店を後にしたのであった。
※メモ※
ビール=メチュ(夫が最初に覚えた単語)
焼酎=ソジュ(トムジャウでは 4,000ウォンだった)
すみません=ヨボセヨ(呼びかけ)
とてもおいしい=マシッソヨ(おばちゃんには日本語で言ってしまった)
夕食代= 197,500ウォン!(ホテルはもっと高いのかな?)
(次を読む)
ホテルのレストランにはいつでも行けると思い、外へ出ることに。
こういう時はコンシェルジュさん。
トッペギ料理のおいしい店を尋ねると、私たちの発音がまずいのか、
「トッペギ」が日本語と思われてしまうのか、なかなか通じない。
そこで、怪しい英語で「Seafood Restaurant」と言うと、通じた!
日本語がわかるといっても、やはり英語のほうが楽なようだ。
外来語をカタカナで取り込める日本語は、とても柔軟で便利な反面、
原語とは似て非なる発音になってしまい、わかりにくいのかも。
コンシェルジュさんに店名を書いてもらったカードをベルさんに見せ、
タクシーを呼んでもらった。
薄暗くなり始めた空の下を走り出してしばらくすると、夫が言う――
「あ、トイレを借りた店だ」
くぅ~!
これからは通る度に言われること必定だな。
10分ほど走って着いたのは、「トムジャウ」という海鮮料理店♪
想像していたより大きく、3階建のビルになっている。
タクシーが停まるとすぐに案内係のおじさんがやって来て、
にこにことドアを開けてくれた。こちらは自然と腰が低くなる。
おじさんの説明では、1階と2階はレストランで、3階はお刺身らしい。
お刺身と聞き、それではとエレベータで3階へ。
迎えてくれた店員のおばちゃんは日本語が達者だった。
もしかすると、日本人がたくさん来るお店なのかも?
ゆったりと30人くらい座れそうなお座敷の窓際の席についた。
道路の斜向かいに平屋建の小さなお店が見えるほかは、辺り一面草木が繁り、
遠くの山並を眺めると、本当にのどかな気分になる。
まだ少し時間が早いのか、離れた席に先客が1組いるだけで、
店内は落ち着いた静かな雰囲気である。
さて♪
今度はちゃんとメニューを見ると、国産ビールは1本 4,500ウォン!
日本のビールの半値以下ということがわかり、
これからは常に国産ビールを飲むことに決めた。
その初めてのビールのお味は、キリンより薄めで、炭酸も弱めだけど、
これはこれでおいしいので、日本のビールを飲まない決意は揺るがないのだ。
前菜のキムチにビールが進む^^
行きつけのスーパーで売っているキムチのほとんどは甘過ぎて、
なかなかこれだというキムチに出合えないのだけど、
こちらのはほどよく酸味があり、旨みもたっぷりで本当にうまい^^
でもって、相当辛い! 辛味は痛みだということがよくわかる~。
一品めは、お刺身♪
タイ、ヒラメ、ホヤ、タコなどが大皿にわっさと盛り付けられている。
タレは、醤油にワサビ、甘辛のコチュジャン、そして、辛味噌の3種類。
それぞれを試してみたけれど、好みはやはり醤油にワサビ。
ヒラメは身がしっかりと引き締まっているし、
ホヤのちゅるりとした食感と塩味もいい。
どれも今朝獲れたばかりとあって、皆うまい♪
ビールの次は、焼酎を小さなショットグラスでちびちび飲む。
カキ氷のみぞれ味みたいな濃厚な甘さが辛い料理によく合うなんて!
二品めは、海鮮鍋♪
土鍋(トッペギ)ではなく、鉄鍋で煮込まれていたけど、
エビ、トコブシ、イカなどの旨みがたっぷりのピリ辛味噌スープは、
あとでご飯を入れて雑炊にしたいうまさ^^
果たしてご飯まで行き着けるだろうか?!
三品めは、太刀魚の塩焼き♪
これがまあ大きいこと! 一切れの厚みや大きさは掌ほどもある。
それが三切れ乗って1人前!――よかった~、2人前頼まなくて。
これでも1尾の半分にすぎないのだろうな。
食べる時に少し塩を落としたほうがいいかもしれないけど、
焼き加減はバッチリで、ほっこりとした甘い身は程よく脂が乗って旨い!
ふう~!
この頃になると、親戚あるいは仲の良い友人同士といった感じの
家族連れの団体さんが来て、お座敷は一転、賑やかな雰囲気に~。
おばちゃんの日本語が冴える^^
思った通り、雑炊までは辿り着けず、ご馳走様~^^
いささか心を残しながら、お店を後にしたのであった。
※メモ※
ビール=メチュ(夫が最初に覚えた単語)
焼酎=ソジュ(トムジャウでは 4,000ウォンだった)
すみません=ヨボセヨ(呼びかけ)
とてもおいしい=マシッソヨ(おばちゃんには日本語で言ってしまった)
夕食代= 197,500ウォン!(ホテルはもっと高いのかな?)
(次を読む)
雑炊まですかー。石焼ビビンバとかが締めの一品かと
思ってました。
20万ウォン、日本円だといくらになるんだろう。ドキドキ
料理によっては、ご飯が付いてきてしまうので、
後からもう注文できないというか、お腹一杯というか……(^_^;)
>20万ウォン、日本円だと
たぶん、2万4千円くらいかと……