再採血

　今年三月、婦人科の定期検診を受けた。
　その際、いつもの超音波検査などに加えて、十数年ぶりに子宮頸がん検査も受けた。
　私自身はもういいかなと思っていたのだけど、だいぶ年数が経っているということで、念のために。
　先月、その結果を聞きに行くはずが、胃腸炎や母のことなどで延び延びになり、月初にやっと出向いた。

　結論から言うと、子宮頸がんではなかったものの、帰り際に採血となった。
　これまでは低かったＳＣＣ抗原（扁平上皮がん関連抗原）が基準値を少し超えていたからだ。

　ＳＣＣ抗原は、肺がん、腎臓疾患、アトピー性皮膚炎、皮膚がんなどでも反応するそうだけど、今のところ、思い当たらない。
　ただ、皮膚に限ると、ここ二十年くらいのうちに二度、原因不明の中毒疹になったことがあるので、弱いかもしれない。

　婦人科検診は半年に一度のサイクルになったはずなのに、来月もまた通院だなんて、少々気が滅入る。
　擬陽性だといいけど、そうじゃなかったら……（どきどき）