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積丹半島·神威岬です。

2022-08-25 08:30:45 | 積丹町
皆さんおはよう御座います。
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積丹半島·神威岬です。
積丹ブルーの綺麗な海が最高ですねー




積丹神威岩の伝説、積丹神威岬にまつわる悲しい恋の伝説です。

兄頼朝の追手をのがれて、蝦夷地にわたった義経は、日高のアイヌコタンに滞在し、いつしかコタンの娘、チャレンカと恋仲になりました。

しかし、大きな望みをいだく義経のこと、別れも告げず、ひそかに旅立ってしまったのです。

これを知って驚いたチャレンカは、あとを追って、ようやく積丹神威岬まで来ましたが、ときすでに遅く、義経一行は帆をあげて船出したあとでした。

チャレンカは遠ざかる船に、声の限り叫び続けましたが、むなしく波の音に打ち消されるばかり・・・。

ついに悲しみと恨みを残して、崖の上から身をおどらせてしまい、積丹神威岩になったといい、それ以来、和人の船が、女性を乗せてこの岬を通ろうと、暴風雨がおこり、船の進むのを邪魔しますので、これはアイヌ娘の恨みと呪いによるものだろうと、語り伝えられています。

積丹神威岩の伝説をご紹介しましたが、これは、和人の奥地定住をきらった松前藩が、女人禁制の政策を進めるために作った物語だろうと言われております。






幻の国道開通

積丹町大字沼前町から先、幻の国道と言われて久しかった6.7㎞の新ルート、このルート建設に当たっては動物や自然景観を出来るだけ保全する事を考慮し、何よりも落石、雪崩による災害を避ける為に、ルートの約50%はトンネルや覆道で通過出来るように計画され、工事が行われました。

西蝦夷地三険岬と言えば南から茂津多岬、神威岬、そして雄冬岬の事を指したものと思われますが、道内の海岸線の国道で最後の開通区間となりましたのが、この「幻の国道」と言われ続けてきた神威岬の南側に位置する海岸道路でした。

お隣り同志の積丹町沼前と神恵内村ノット間の6.7㎞の工事に着手したのは昭和45年(1970年)、それからおよそ26年間という歳月と総工費約500億円の巨費を投じて、平成8年(1996年)11月1日開通の日を迎えたのです。

積丹町沼前から神恵内村ノット間は所要時間約10分、川白までは約15分とあっと言う間の時間で結ばれました。

それまでは近くて遠い町などと皮肉る人もおりましたが、現実のものとなりますと住民の喜びはひとしおで、それまで長く続いた不便さは過去のものとなり、今後の生活に様々な変化がもたらされます。

※新ルートが出来る前、例えば神恵内村川白から、積丹町余別までの間ですと当丸峠超えで約73㎞、所要時間は約1時間40分、現在は約1時間10分も短縮して、わずか20分の所要時間で約15kmです。

しかし、同時に今、問われているのが交通事故、犯罪、密漁の増加、そして国定公園指定地内の自然破壊につながる行為など、便利になればなるほど様々な問題も起こりえるとして、頭を悩めているとこです。

しかし、ニシンに見放され、トンネルの事故などの不安材料で境地に立たされた積丹半島ですが、待ちに待った道路開通によって積丹が少し元気を取り戻すことができたのではないでしょうか。

しかし、ニシンに見放され、トンネルの事故などの不安材料で境地に立たされた積丹半島ですが、待ちに待った道路開通によって積丹が少し元気を取り戻すことができたのではないでしょうか。

明治からの住民の願いが叶えられ、観光客にとっても今まで見る事の叶わなかった海岸線の絶妙ともいえる風景を、こうして車窓から観光出来るという事は、ニセコ・積丹・小樽海岸国定公園の新しいい観光スポットとして益々注目される事でしょう。

積丹半島の山々の尾根が海にせり出し断崖絶壁の岬を形成し、そこにに降り注ぐ名も無き滝の数々、何処までも青く澄んだ「積丹ブルー」の大海原など、神秘のベールに包まれた西積丹の魅力を堪能頂ける新ルート国道229号です。