みのもり雑記

旅行関連が多くなるかと思いますが、ふと書きたくなったことを気の向くままに、という感じで。

2019年広島旅行 - 3日目その4(大和ミュージアム)

2020-01-26 18:57:12 | 2019年広島旅行
10月21日。呉の滞在も、いよいよ残り数時間となりました。
足に鞭打ちつつ、呉で最大の観光スポットである大和ミュージアムに向かいます。

すごい、人が少ない!!


この艦これコラボも、見納めですね。


さて、12時半、いよいよ突撃です。
まずは企画展(海底に眠る軍艦)から。

引き揚げ物の展示かと思いきや、資料の展示でスタートです。
……真珠湾攻撃の戦果報告だ。すごい、こんなのあったんだ。




ガダルカナル島をめぐる作戦過程の資料。




『写真週報』に掲載された戦果。


おー、スリガオ海峡海戦の写真だ。初めて見た。


このあと、武蔵と大和の写真がたくさんパネル展示されつつ、いよいよ引き揚げ物の展示コーナーです。
なおポールアレン財団から提供された写真は撮影禁止でした。

海底の大和。文字通り、"「大和」轟沈シテ巨體四裂ス"。


ハンドル(引き揚げ品)


なるほど、確かに「出セ」「戻セ」とありますね。


大和と同じく沈没した(航行不能となり自沈)駆逐艦磯風のコーナーもありました。
戦艦以外にもスポットをあててくれるのは嬉しいですね。
※当然撮影禁止ですが、大和も含めて海底の様子を撮影した映像も流れていました。


おお、U-511だ!
なんでピックアップしているんだろ?艦これへのサービスでもないでしょうし。
と思ったら、そうか、去年だかに伊58などなどまとめて特定されましたね。


本図ハ終戦直後資料不足且混乱ノ間ニ作製シタルモノニシテ、其後ノ調査ニヨリ要改正点アリ、又本表ニハ誤記ト認ルル点モアリ、引用上要注意


という、艦船喪失一覧(輸送船やあまりにも小さい船は含まない)より、ソロモン諸島をピックアップ。
ソロモン海戦での消耗が許容範囲外であると素人目にも分かります。




さて、では通常展に行きましょう。
目の前に見える1/10大和は、いったん見ないふりをします。


まずは呉鎮守府の誕生から。
1日目その9でも訪問した入船山記念館は、戦前は呉鎮守府の司令長官官舎でしたが、呉に鎮守府が開設される前は「亀山神社」という神社がありました。


毎度おなじみ、通常展エリアに入って最初に目に付く大物、戦艦金剛のボイラーです。




戦艦大和の設計図(もちろん一部)





さらに進むと映像コーナーが密集している場所があるのですが、その手前には呉・広付近のジオラマがあります。

右上は、今回行けなかった高烏台。左下は音戸の瀬戸です。
2016年広島旅行のときも、音戸の瀬戸までは行ったんですが……。


高烏台(下)は、呉中心街(右奥)からかなり離れているのが実感できます。


左下に大和が写っていますが、やはり大きい。
奥やや右には3日目その1で行った「三宅酒造」さんが写っていますし、そこから左に移動して、なにやら山から緑色のラインが南下してきている辺りが前回行った二河公園です。



戦艦大和が沖縄特攻した際の決別電。


その前年、レイテ沖海戦に向かう大和・武蔵・長門ら。
武蔵はこの戦いで沈没し、日本海軍も事実上壊滅します。


米艦載機の攻撃を避けようとする大和ら(レイテ沖海戦時)
遠心力で死ねそう。


沖縄特攻時の陣容。


時計で言うところの10時くらいにいる駆逐艦朝霜は機関故障により一行から脱落、一番最初に集中攻撃を受けて沈没します。生存者無し。
それ以外は……きれいに、時計の左側(進行方向側)が全滅して、後方に位置していた艦が生還しています。


通常展示としての引き揚げ品。


呉鎮守府初期の建造


大和と……おお、その下にいるのは昨日の艦これライブ夜の部で早々に撤収なさった声優さんが声を担当している日進ですね。


呉と広の空襲。
資料によって数値がかなり異なっているのも、当時の混乱っぷりと、そもそも実態把握の難しさが分かります。
そして『この世界の片隅に』を見ていると、「ああ、あのときの空襲か」と、映画と実数とが結びついてえぐい。


ラッパの回


お義父さんの職場


焼夷弾の回


サギの回



戦艦日向の軍艦旗


そういえば戦艦長門の軍艦旗が見えませんでしたが、展示替えですかね?


なんねぇ、あの雲は


占領軍。
呉も広も防府も、オーストラリア軍だったんですね。


枕崎台風の被害。壊滅状態です。
裏は取っていないですが、なんでも空襲の死者よりもこの台風の犠牲者の方が多かったとか。



資料展示コーナーを抜けると、1/10大和がお出迎えです。


これだけ高角砲や対空機銃があっても、やはり高速で三次元を飛び回る飛行機に当てるのは至難の技なんですねぇ。


ばかでかいスクリューを4つ付けていて、それでも30ノットは出ないんだなぁ。


後方、水上機のカタパルトあたり。


AR!?
2017年に来たときには無かったので驚きました。


この1/10大和を作るのは地味に大変。


このカーブが!
カーブが木工作業の難易度を上げる!


さて、大和の模型と別れを告げ、お隣の部屋に進みます。
こちらは実物展示。このあたりは以前も見たので、軽く流します。


ここからスロープやエスカレーターを使って上の階へと見て回るのですが、なんだかんだで1階フロアを見て回るのに1時間以上を要していますね。
まあ、仕方ない。


上の階からは、大和を見下ろせるのがこの施設の素晴らしいところです。


そしてバルコニーからはお向かいの『てつのくじら館』も。
大和も大きいですが、潜水艦もすごい大きい。


先ほどは後ろからの大和だったので、今度は前から。
ほんと細長い。



ということで約1時間半の見学でした。
さすがに3回目ともなると、初回にはじっくり見た船の模型コーナーは流してしまいますね。
なんか以前はもっと模型があったような気がしましたが、横須賀の三笠と混同しているかも。


最後に『この世界の片隅に』スタンプラリーのスタンプをゲットして、友人向けにお土産を買って、撤収です。
なんだかんだ、もう14時ですね。あと2時間半、どうしようかなー。

などとこのときは余裕をぶっこいていたのでした。
続く。


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