晴れ イタリア語による大発見

2008-02-14 23:00:48 | Weblog
今日のレッスンで、イタリア語でしか言葉の根本を習えない、または分からない、事柄を教わった。

今までチェロというと弦楽器でヴァイオリンよりも大きな楽器、と認識してきたが、実は、小さな大弦楽器、という意味です。
変な日本語やけど、直訳すると。


violon(e)大弦楽器+cello小さい、という成り立ちです。

イタリアから外国に出て、一般的に「チェロ」と呼ばれているが・・・。

日本にいた時代、ずっと、チェロは大きな弦楽器と認識していただけに、このことを聞いて、ショックだったのと同時に感動でもあり

ました。このvioloneもvilo(a)弦楽器+one大きいという意。

ちなみに、ヴィオリンも小さなビオラと言う意味です。viol(a)弦楽器+ino小さな

このcello、たとえば、ヴァイオリンの駒のことをponticelloと言い、pont(e)川の橋+cello小さい、で小さな橋というのが直訳。

イタリア語による音楽用語、今まで日本で覚えたものと違うものが少しあります。例えば、

ピッコロ(ottavino)小さなオクターブ上が出る(楽器)
ホルン(corno)角
フェルマータ(corona)王冠

あと、余談かもしれないが、コントラバス、イタリア語でcontrabasso、つまり
contra対して+basso低音部。

この楽器が生まれたとされているルネサンス時代の対位法、16世紀マドリガル、が重要な鍵です。

もともとテノールと呼ばれる定旋律がありその上にアルト(音が高いと言う意味)が誕生し、
下にバスがつけられた。
そして時代が流れていくうちにだんだんと声部が増え、アルトの上にソプラノがつけられ、バスの下、もしくは
音量を増やすためにコントラバス声部が増やされました。
これは16世紀、フランク地方で発達し、当時教会で5声のミサとして歌われました。
これらのことは、うち歴史的な事は、去年1年間、2年分の音楽史の授業で覚えました。

この第二バス声部がコントラバスという言葉の、源流です。



日本では、おそらく、教われなかったであろう事を、イタリアで、イタリア語で、言葉の成り立ちから習えてうれしい。
きっと、将来、自分の音楽人生において、役に立つであろうと、自負します。

晴れ バレンタインデー

2008-02-14 19:16:21 | Weblog
今日は世界中でバレンタインデー、イタリア語では(サンヴァレンティーノS. Valentino)、僕は一人で学校にあるリュート部屋でヴィオラ・ダ・ガンバを練習した。
今日、レッスンがあったので、練習をすぐしたかったが、空き部屋がなかったので、この部屋を借りた。
話は変わって、午後学校の中庭でジプシー音楽が即興で演奏しながら始まったので、しばらく鑑賞した。