晴れ リュート

2008-02-10 23:24:59 | Weblog
リュートを演奏する学生と、今後試験等での、共演の約束をした。
楽器的にリュートとヴィオラ・ダ・ガンバは非常に似ているといわれ、マレーが作った5巻のヴィオール曲集も、
指使いなど、リュートのものが影響していると言われている。
彼女のレッスンに聴講にうかがって、ぜひヴィオラ・ダ・ガンバの演奏にも役立てたい。
ルネッサンスからバロック初期時代、通奏低音と言えば、ヴィオラ・ダ・ガンバにリュートと言うのが一般的でした。

晴れ Legnago(レニャーゴ)から奇跡の生還

2008-02-10 07:15:58 | Weblog
ヴェローナ駅に着いたのは、真夜中の少し前。
電車もなく、駅も一部の地下道を残してほとんど閉まっていて中に入れない状態だった。
そして、ヴェローナは冬、寒いことで有名。
なにせ駅の地下道。
暖房もなく、ひらすら暖かいコーヒー(しかも自販のデミタスのもの)と、マフラー、帽子、手袋をつけて
朝6時4分の始発まで寒さをしのぐことしかなかった。
午前3時をすぎて「あと半分か・・・」と思ったが「後半の方がしんどそうだ・・・」と感じてた。
酒飲みの酔っ払いもいたし。(幸い、からまれなかったが)
僕のように夜を明かしたのは、あと韓国人2人、ナポリ シチリア レッチェのあやしい南イタリア3人組、
中央か北イタリア人の旅行の1グループ3人組、もちろんみんな男だが、それにあと住所不定無職そうな酔っ払いのおっさん。
とりあえず、じっとしていると寒くて我慢ならなかったので、動物園にいるトラのようにひたすら歩き回った。
午前4時45分に切符売り場が開いたので、そこに行くと少し風がおさまったので、体感温度はましになった。
始発電車に乗れたとき、「やったーぁ、ヴェローナの冬の一夜を明かした!」と両手を挙げた。
ヴィチェンツァにつくまではひたすら眠った。
駅前に止めてあった自転車に乗りひたすら家路を急いだ。ちょうど日の出の時間だった。
自分のベッドにもぐりこみ、暖かさを感じ、自分が生きていることの証明が出来た。