猫との一日 Une journee avec mes chats

フランス語とスペイン語を学習しています。学習方法や、レッスンのこと等を書いていきます。

癒されたい。。。

2012-11-11 22:42:32 | soleil
昨日は、やりたいことの半分もできなかったので
ちょっぴりイライラ。
だから、土曜日のEnsemble en FrançaisのYuu先生のレッスンでやった作品を
もう一度読んで、味わって、心癒されたいです。。。
こういう作品、本当に心が洗われます。
現実逃避。。。でしょうかね。

レッスンの復習ノートとして、
そして、スランプに陥ったときはいつでも
この作品が読めるように、ブログに残しておこうと思います。


Les boules en verre





 C'est l'hiver pour toujours, dans l'eau des boules en verre. On en prend une dans ses mains. La neige flotte au ralenti, dans un tourbillon né du sol, d'abord opaque, éva-nescent; puis les flocons s'espacent, et le ciel bleu turquoise reprend sa fixité mélancolique. Les derniers oiseaux de papier restent en sus-pens quelques secondes avant de retomber. Une paresse cotonneuse les invite à retrouver le sol. On repose la boule. Quelque chose a changé. Dans l'apparente immobilité du décor, on entend désormais comme un appel. Toutes les boules sont pareilles. Que ce soit fond de mer traversé d'algues et de poissons, tour Eiffel, Manhattan, perroquet, paysage en montagne ou souvenir de Saint-Michel, la neige danse et puis tout doucement s'arrête de danser, se disperse, s'éteint. Avant le bal d'hiver il n'y avait rien. Après... sur l'Empire State Building un flocon est resté, souvenir impalpable que l'eau des jours n'efface pas. Ici le sol reste jonché des pétales légers de la mémoire.

 それは、永遠に冬である。ガラスボールの水の中は。それを一つ手にとる。地面から生まれた渦の中で、ゆっくりと雪が漂う。初めは不透明でそして、はかない。それらのスノーフレークはまばらとなり、青緑色の空は、不変の哀愁さを再びとらえる。最後の紙の鳥達は、再び落ち行くまでにほんの数秒、宙に浮かんでいる。綿のような無気力さは、それらを再び地面と出会うように促す。ボールを再び置く。何かが変わった。その背景の、みせかけの不動状態の中に、1つの呼びかけのように、いまや聞こえる。全てのボールは似ている。それが海藻や魚が行き来する海の底、エッフェル塔、マンハッタン、オウム、山の景色、モン・サン・ミッシェルの思い出であろうとも。雪がおどり、そして全てが静かにおどることをやめ、散り散りとなり、消えてゆく。冬のダンスの前には、何もなかったのだ。そして、その後、エンパイアー・スティト・ビルの上にひとひらが残る。それは、朝露が消しえない手では触れることのできない思い出。ここ地面には、記憶の、軽い花びらのまき散らされた跡が残っている。





 Les boules en verre se souviennent. Elles rêvent silencieusement la tourmente, le blizzard qui reviendra peut-être, ou ne reviendra pas. Souvent sur l'étagère elles resteront; on oubliera tout le bonheur qu'on peut faire neiger dans l'enclos de ses mains, cet étrange pouvoir de réveiller le long sommeil de verre.

 ガラスの玉は覚えている。それらは静かに嵐を おそらくまたやって来るであろう、或いは、来ないかもしれない雪の嵐を夢に見る。しばしば、棚の上で、それらは置き去りにされることがある。幸せそのものを忘れるのであろう。手にあるその閉じ込められた空間の中で、雪を降らせることができるという幸福感、ガラスの長い眠りを覚まさせるこの不思議な力を。





 Dedans, l'air est de l'eau. On ne s'en soucie pas d'abord. Mais à bien regarder, une petite bulle est coincée tout en haut. Le regard change. On ne voit plus la tour Eiffel dans un ciel bleu d'avril, la frégate cinglant sur une mer étale. Tout devient d'une clarté lourde; derrière la paroi, des courants flottent en haut des tours. Royaumes des hautes solitudes, méandres graves, imperceptibles mouvements dans le silence fluide. Le fond est peint en bleu de lait jusqu'au plafond, au ciel, à la surface. Bleu de douceur factice qui n'existe pas, et dont la béatitude finit par inquiéter, comme on pressent les pièges du destin dans un début d'après-midi écrasé de sieste et d'absence. On prend le monde dans ses mains, la boule est vite presque chaude. Une avalanche de flocons efface d'un seul coup cette angoisse latente des courants. Il neige au fond de soi, dans un hiver inaccessible où le léger l'emporte sur le lourd. La neige est douce au fond de l'eau.

 その中では、水が空気である。最初は気にかけない。しかし、よく見ると、小さな泡は一番上で閉じ込められている。視線は変わる。4月の青い空のエッフェル塔や、静かな海の上を航海する船は、もう見えなくなる。全てが重たい光を帯びる。その壁の裏で、水の流れが、塔の上で漂う。高い孤独の理想郷、重々しい蛇行、静かな液体の中での感じることのできない動き。底はミルクの青で塗られている。天井まで、空まで、そして表面まで。存在しない、つくりもののやさしい青、その青さは、私たちに幸福感を与えてくれるが最終的には不安な気持ちにさせる。まるで、昼寝や誰もいないことで、打ちひしがれた午後の初めに、運命の罠を予感するかのように。手の中に世界をとる。その球体は、すぐに、ほとんど、温かいかのよう。小さなかけらの雪崩は、流れの隠れたこの不安を一挙に消し去る。自分の心の奥底で、雪が降り、近づくことのできない冬の中で、軽さは重さより勝る。雪は、水の底で心地よい。




文法ポイント

Que ce soit   接続法 「~、それもよかろう」「~であろうとも」


次の文は長く、接続法の独立節がどこまでなのか分かりにくいが
Que ce soit fond de mer traversé d'algues et de poissons, tour Eiffel, Manhattan, perroquet, paysage en 
montagne ou souvenir de Saint-Michel,
で一区切り、そして次の文は別の独立した文章となる。
la neige danse et puis tout doucement s'arrête de danser, se disperse, s'éteint.


On ne voit plus ・・・最初は「もう見ない」と訳したが、voirなので自分の意志で見るのではなく、目に入ってきている状態なので「もう見えなくなる」の方がベター

cinglant・・・最初は形容詞の「激しく降る」と思ったが、意味が通じない。これは、cingler「出航する」の現在分詞。

tours・・・「周り」と訳したが、先生は、「塔」ではないかとの意見。確かに、こういうスノーボールの中にはエッフェル塔とか東京タワーとかそういう観光名所の塔が中に入っている。「塔の上」と訳した方が意味も通じる

Bleu de douceur factice qui n'existe pas, et dont la béatitude finit par inquiéter
dont は la béatitude de bleu

この作品には、難しい文法はあまり出てきません。
言葉、言い回しが難しいです。
時々、えっ、これどういう意味??? 
ていう時も多々ありますが、どういう状況なのか風景を思い描くと、ひらめくこともあります。
今回の、この作品は、比較的状況を思い描きやすかったので
訳をしていて楽しかったです。

みなさんにとって、癒される作品は、何ですか???



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織田塾とはなんぞや

2012-11-08 21:26:09 | soleil
私が参加している織田塾について、ご質問をいただきましたので
今日は、織田塾について書きたいと思います。

私が、「織田塾」と言ったり、「虎と小鳥」と言ったりするので
きっと読者のみなさんは混乱していらっしゃいますよね。
すみません。。。

ですが、この「織田塾」と「虎と小鳥」は、同じものです。
このプロジェクトを立ち上げているのが、
織田先生という方で、ここにはいろいろなプロジェクトや講座が存在します。
そして、これらを総称して私達生徒は、織田塾と呼んでいるのです。
主に、ビデオ形式のファイルとPDFが送られてきて、そのビデオを見て自主学習するというスタイルですが、
中には、Skypeを使って、ネイティブの先生と会話するレッスンも存在します。
私が織田塾に入ったのは今年の3月です。
その時から私の知っている講座をここに記しておきますね。



フランス語脳プロジェクト文法編

基礎編、いわゆる文法講座、基本から接続法過去や単純過去等の上級文法を
短期間で身に付けるための講座です。
この文法講座のすばらしいところは、理解して効率よく覚えることができることです。
よく整理されていて、本当なら1年~2年かけて学ぶような文法を一気に3ヶ月程度マスターします。
初心者の方には少しペースが早いかもしれませんが、
ある程度、一通りの文法を学んだ方なら、なるほどと思うことがたくさんあります。
動詞の活用もとても覚えやすいです。


フランス語脳プロジェクト読解編

星の王子さまを使ったさらに詳しい文法と文学作品を読み解く力を身に付けます。
私は、この読解編が最も好きな講座です。
こんな講座は、他では見当たりません。



虎と小鳥のフランス日記

5~10分程度のビデオで、カミーユとアントワーヌが生ののフランス語会話をお届けします。
まさに教材のために作成された教材ではなく、
まるでフランス人の友人が目の前で話しかけている錯覚に陥ります。
フランス語学習者のためにスピードを落としたものでもなく、
フランス語学習者のために一語一語はっきりと話すものでなく、
ナチュラルスピードのナチュラルなフランス語。
フランス人がよく会話の中で使う省略形も出てきます。
日本語訳字幕付き、フランス語字幕付き、字幕なしのビデオと、
織田先生解説のビデオ、そしてスクリプトが届きます。


ネイティブ養成講座

ネイティブのフランス人の先生との会話講座です。
テキスト付で発音から学び、会話がナチュラルにできるようにします。
ただし、不定期開催で定員があるので、申し込めない人も続出の人気講座です。
最近、この講座のフォローコースというのができました。
これは、実際に講座を受けるわけではないのですが、
受講している人のモデルレッスンと先生の解説、スクリプトが送られてきて、
自分でビデオを見て学習するものです。
値段もお手頃です。


仏作文講座

仏検準1級の仏作のための講座ですが、仏作するためのテクニック満載です。
こちらも、不定期開催、もしかしたら、今後開催されるかどうかは不明です。


仏検講座

仏検2級、準1級のための講座です。
前回は仏検2級だけでしたが、非常に高い合格率を叩きだしました。
今回まで、織田塾の生徒なら無料とのことですが、
次回からは、料金が発生すると聞いています。




こんな感じでいろいろな講座が存在するのです。
おそらくは、まだまだ先生は、新しいことを開発中と思われます。


この塾でのもう一つの魅力は、この織田先生、フランス語の教授法も独特です。
どうやって学習したらよいかという学習方法まで教えてくれます。
ただし、ネイティブプロジェクトを除いては、主にインプット型の学習となります。
しかしながら私は、この織田塾で学んだことを
Ensemble en Françaisというオンラインフランス語語学スクールで
アウトプットするようにしています。

それからもう一つ、この塾では、生徒間の結束も強いです。
Facebookやブログで、同じ織田塾の生徒さんたちと情報交換したり、質問したり、
教えてもらったりしています。
お互いに励ましあえるのでモチベーションも高く持ち続けることができます。


もし、ご興味がおありでしたら、URLを張り付けておきますので、読んでみてください。
何か質問等がありましたら、お気軽にお尋ねくださいね。



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今後のレッスン

2011-04-05 19:32:36 | soleil
Ensemble en Français の Yuu先生は
人気が高くて、先生のスケジュールが出ると
すぐに埋まってしまいます。
なので、とにかく毎日チェックして
自分がレッスンを受けれそうな日は
即、予約です。


そうこうしてても、なかなか予約が取りづらくて
前回レッスンを受けてからやっと次に受けれたのは
2週間後でした。


そして、昨日がその2回目のレッスンでした。


驚いたのは、先生が、前回私が質問した
salon du chocolat がなぜ、du を使うのかということの回答を
さらに詳しく準備してくださってたことです。
先生の説明、録音しておきたかったくらいに明確な回答でした。

A+de+B のときに定冠詞を用いるかどうかというのは
Bの実体性がどうなのかということによって決まるとのことでした。
冠詞がないと実体性が薄く、逆に冠詞を用いた場合は個々の実体性があることを
示しているのだそうです。←う~ん、先生のように上手く説明できないけど。。。
定冠詞を用いた場合、すなわち du を用いるということは
いろんなチョコレートがあり、
その個々のチョコレートが集まってsalonを開催しているのであり
ここで定冠詞を用いなかったときは
単なるチョコレートのイメージしかなく
それ故にチョコレートでできたサロンを想像してしまうのだとか。。。

とこんな説明だったのですが、本当は、先生の説明は、もっとクリアーで
私も、「なるほど~」とものすご~く納得したものだったのですが
それをここに書き記すのは難しいですね。


この先生のフランス語の探究心ってどこまであるんだろう って思っちゃいます。


この日は、写真を使ったレッスンでしたが
先生が、「すみません、なんだかまとまりのないレッスンで」と謝罪されたので
「とんでもないです。とても楽しかったです。」
と答えると、私の文法はよくできているので  ←ワーイ
今後のレッスンはどのように進めたいかのかを尋ねられました。

ネイティブの先生とは、主に「話すこと/アウトプット」をお願いしているので
邦人の先生には、文法事項のレッスンをお願いしたいことを伝えました。
とくに、Yuu先生は、言語学を専門としてらっしゃるようで
こんなにもクリアーで分かりやすい説明は
非常に私の興味を引くところで
ECCの最も信頼していた先生をなくしてしまった今、
このような先生に出会えたことをとてもうれしく思います。


なので先生には、次のレッスンの交渉をしました。
土日や平日の昼間の時間帯は予約が難しいことを伝えると
水曜日の夜なら可能とのことでした。
ワーイ、今朝見ると、ちゃんと入ってました、先生のスケジュール。
即、予約です。


次回は、接続法を教えてくださるとのことで
とても楽しみです。


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