坐花酔月 徒然日記

 「花咲く処に腰を下ろし 月を眺めて酒を楽しむ」 この一年、どんな年になるのか。

ただいま

2021-10-16 16:08:51 | 医者と薬、そして運動…
 
君こふる涙のかかる袖の浦
いはほたりとも朽ちそしぬへき
                ≪拾遺和歌集≫

5階病棟から見えた宮野浦沖に沈む夕日。
そして病室から正面に見える日和山公園と砂高山海向寺。

酒田まちなかのH病院で約3週間お世話になりました。主治医をはじめ、温かく励ましてくれた看護師やスタッフの皆さんには感謝の言葉しかありません。ありがとうございました。


湊女[みなとめ]や 蛍と化粧[よそ]ふ 袖の浦

この句は、天和3年(1683)に来酒し、天満宮で酒田の俳人20余人と俳席を開いた大淀三千風の句。

採血に来た年配の看護婦さん、「この病院も昔は筋向いさあっての、中町だもんださげ焼鳥屋の美味い煙が病室さ入ってくるもんだけ」「呑み助方だば大変だっけろの」と、賑わいの酒田を思い出しながら語ってくれた。
ベッドに横たわり楽しく想像してみた。感謝。
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