坐花酔月 徒然日記

 「花咲く処に腰を下ろし 月を眺めて酒を楽しむ」 この一年、どんな年になるのか。

幕末の海防戦略 異国船を隔離せよ 上白石 実:著

2021-10-17 13:46:27 | 本・映画・音楽etc.
〇マンハッタン号と垣船

昨日退院して、しばらく自宅療養となりそうなので思い出話を少し書いておこうと思う。
入院中、何冊か本を読んだ。


自宅から持って出たうちの一冊が「幕末の海防戦略 異国船を隔離せよ」。古文書サークルで庄内藩の異国船対応を調べはじめ、参考資料として購入した一冊。異国船の状況、幕府の対応と対処が丹念に調べられ考察されている。世界の動きを知ることが重要だと感じた。幕府の触のもと、庄内藩でも足軽や御給人どもが海岸を走り回り、大砲訓練などを行っている。


〇モリソン号

数日後、病室が個室から二人部屋に変わり、隣には「お帰りSyoujiさん」「おかえりなさい(笑)」と看護師や介助スタッフから明るく声を掛けてもらっている患者さんが入って来た。「えっ常連さん?? いったいどんな人なんだろう?」と興味津々に耳を傾ければ、カーテン越しに聞こえる声は少々ぶっきらぼうだ……。
そんなShoujiさん、会員制遊漁船(仮称)の船長さんでした。どうしても家に帰らなければならない用事が出来て病室を空けたらしい。釣り船の話やカラフトマス漁の経歴なんかも話してくれた。潮風が似合うだろう心優しき海の男でした。病棟ホールのソファーに点滴男二人が並んで座り、楽しく海釣り談議をした。そしてShoujiさんの船で釣りをする約束もした。来週退院が決まったという。
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