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杉ちゃんのWEB日記

国際山岳ガイド 杉坂 勉のブログ

イタ~リャ!

2014-04-06 00:26:41 | ガイド山行記録
 シャモニ最終日の今日はあいにくの空模様・・・
 土曜日の恒例、モンブラン広場でのマルシェによってから、モンブラントンネルを越えてイタリアはクールマイユールへ行ってきました。
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 ガイドオフィースや古いたたずまいを残す町並みを散策。ランチは地元ガイドお勧めのピザ屋へ。なかなか「ボノ!」でした。
 これで今回のシャモニスキーツアーは終了。明日帰国の途に就きます。





ヴァレブランシュ

2014-04-04 23:35:11 | ガイド山行記録
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 昨日の天気とはうって変わり、今日は最高の天気。待ってましたとばかりに今回のハイライト、ヴァレブランシュに行ってきました。




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 昨日わずかに積った新雪が、ガリガリのアイスバーンを覆い隠し、上部は結構いい感じ!



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 雄大なロケーションの中、ツアースキーを満喫!



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 とても満足感の高い一日でした!!





2014-3-6 荒船山・艫岩 昇天の氷柱

2014-03-07 16:52:07 | ガイド山行記録
 翌日まで長野で滑っていましたが、この日は西上州へ移動。ここは先日の大雪の影響が大きかった地域の一つ。しかし私が北海道に行っている間に、だいぶ雪も消えてしまってました。
 さてさて神津牧場までの道もほぼ除雪されていたので、一部と歩を交えて荒船山登山口へ。国道から見上げると、昇天の氷柱は艫岩に細く筋を垂らしていたので、期待を膨らませながらのアプローチでした。
 ここからは先人のトレースをありがたく使わせていただき、あまり苦労することもなく一杯水へ。ここからハーネスを付け、途中からロープの確保も交えて昇天の取り付きへ。
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 1ピッチ目はご覧の通りの立派は結氷具合。中間部も以前登った時は、氷と倒木の間をすり抜けるように登ったものですが、この日は氷がこれらを覆い尽くしていたらしく、小さな垂直部分を作っているではありませんか!
 1ピッチ目から、なかなかの登り応え!



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 2ピッチ目もご覧の通り。ところどころ薄い個所もありましたが問題なし。
 ところが抜け口でアックスを岩に「コツン」と当ててしまい、ピックの先端がグニャリ・・・・せっかく細く研いできたのに・・・・



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 3ピッチ目の核心の氷柱も見事な結氷状態!
 先ほど曲がってしまったピックは、刺さりはいいが返しが付いてしまった分なかなか抜けず、ちょっと苦労しました。でも登り応えは十分。足を右に左に岩にステミングしながら、バーチカルに発達した氷柱を登りました。
 ところが最後の4ピッチ目は昨日の雨のせいか、ベルグラが無くなっているではありませんか!とにかく取り付いてはみましたが、プロテクションも取れず、アイゼンやアックスを利かせるベルグラもほぼ皆無。15mほど上につららが垂れ下がっているのが見えましたが、ちょっと危険すぎるのでここで断念。残念ではありますが、後ろ髪ひかれる思いで下降してきました・・・
 ま、今回はここまでで満足するとしましょう。でもまた次回、状況の良いときを狙ってリベンジを誓い合っての下山でした。
 あ、そうそう、お待ちかねの利尻Climb And Ride(後篇)は、只今鋭意努力中です。今しばらくお待ちください。





2014-3-4~5 妙高スキーほか

2014-03-07 16:26:33 | ガイド山行記録
北海道から帰り、ほっとする間もなく、日常再開です!
先ずは4日~5日にかけ、長野を中心にスキーしてきました。
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 4日は妙高。高気圧に覆われとても良い天気の中、杉の原ゲレンデで気持ち良く滑ることが出来ました。



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 よく5日はヤマボクに移動。小雪のちらつく中、不整地のスキーに挑戦。タコチコースにも行ってきましたよ!コンディションはあまりよくなかったですが、オフピステの感じを味わってきました。





2014-1-25~26 大同心大滝

2014-01-26 21:38:50 | ガイド山行記録
 昨日までの晴天とは打って変わり、今日から天気は下り坂。
 しかし25日一日は、何とか天気が持ちそうなので、タイヤを滑らせながら美濃戸のおばちゃんのところまで上がり、そこから急いで鉱泉へ。
 身支度を整えて、早速大同心沢へ行ってきました。
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 大滝はご覧の通りのいい感じに結氷しており、クライミング意欲を掻き立てられました。
 しかし、大同心稜への分岐からはトレースも乏しく、最後の300~400mほどは完ぺきにラッセル・・・昨日に引き続き今日もラッセルとは・・・挙句の果てには雪面がサンクラストしていて、かなり固い。傾斜も急なため、すかさずスコップを取り出し、分厚いクラストを叩き割ってのラッセル。俺は砕氷船か!?



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 大滝はというと、少し西日を浴びたせいか、適度に柔らかく、アックス、クランポンともによく決まりました。表面も一度溶けて平らになっていたため、リアルアイスクライミング!傾斜もそこそこで腕にいい感じに疲労が来ましたね!
 とりあえず真ん中とその少し左の2本をトレース。アプローチのラッセルに時間をとられたせいもあり、今日はここまで。ヘッドランプのお世話にならずに鉱泉へ帰ってきました。でもこのシチュエーション、昔の冬期登攀の時のようで、なんか懐かしい感じでした。

 


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 翌日は夜半来の降雪と風に視界不良と悪天候の三拍子・・・
 んー、こんな日は標高の高いところは論外だし、雪崩も気になる。そしてこんな時だからこそ込み合う南沢大滝には行きたくないし・・・。結局王岩の氷柱に行ってきました。
 ここの氷柱は、スケールこそ小さいものの、傾斜は垂直。すでに段々になってはいるもののつららもあり、バラエティーに富んでいて、アックスの持ち替えなど多彩なムーブを楽しめました。
 1泊2日の短時間ではありましたが、結構たのしいアイスクライミングをしてきましたよ。



2014-1-24 阿弥陀南稜

2014-01-24 22:30:08 | ガイド山行記録
寒かった昨日までとは一転、今日は暖かな日差しの中、阿弥陀の南稜へ行ってきました。
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 朝5時45分に船山十字路を出た時は、もちろん暗闇の中。しかし満点の星空が、今日の晴天を約束してくれているかのようでした。
 さてさて、出合小屋に着くころにはすっかり夜も明け、急登をひと登りで立場山へ向かう稜線へ。すると眼前には早くも一点の曇りもない大パノラマが!すでに大満足!!ウキウキ気分でアプローチ。



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 しかもありがたいことに、期待していなかったトレースが、バッチリとついているではありませんか!
 程なく立場山に到着。ここで身支度を整え、ハーネスとアイゼンも装着。いざ南稜へ!
 青なぎから仰ぎ見る南稜核心部も、今日はおいでおいでと手招きをしているかのような優しさ。
 そして、北アルプスも端から端まで、それはそれはきれいに見ることが出来るではありませんか!





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 第一岩峰下からはロープも付けて、いよいよ核心部へ!
 核心のルンゼは、一部氷結も見られるほどでしたが、ピッケル、アイゼンがよく効き、サクサクと快適に越えていきました。



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 阿弥陀山頂直下のトラバースと、続くミックスの岩稜帯も無難にこなし、いよいよ山頂。



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 13時、阿弥陀へ無事登頂。感無量の山頂でした。
 小休止の後、早速下山。今回は阿弥陀の中央稜を下山路にとりました。
 しかし中央稜は、出だしこそ快適にサクサクと下れたものの、第二岩峰の巻から重たい雪の吹き溜まりと、全層霜ざらめ化した積雪のせいで、底なしのラッセル。なかなか思うようにすすめず苦労しましたが、下部はさすがに積雪の量も落ち着き、また古いトレースを見つけることが出来たので、何とか二股まで無事に降りてこれました。
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 広河原の林道までたどり着き、振り返るとそこには夕日に染まりかけた阿弥陀岳の勇姿が。そして沈みゆく夕日が今日一日の行動を思い起こさせ、何とも感慨深い光景でした。
 うーん、こんな素敵な一日と出会えるから、山ってやめられないですよね。





2014-1-16~17 戸台・舞姫の滝

2014-01-18 09:18:18 | ガイド山行記録
 寒波来週のおり、戸台のアイスクライミングに行ってきました。
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 16日はぽかぽか陽気の中を、丹渓山荘跡まで入山。廃墟の中で快適なビバークでした。



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 さてさて17日は、快晴とまではいかないまでも、まずまずの天気。ちょっと風が気になりますが、バッチリと付いたトレースをたどり、舞姫の滝取り付きへ。
 F1はご覧の通りの結氷具合。F3への期待がたかまります。



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 F2も難なく越え、いよいよ目に前にはF3、舞姫の滝が!結氷状態はまずまずのようす。いざ取り付きへ。
 出だしは10m弱の緩傾斜で、中間部は見た感じ垂直。10mほどですかね。


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 舞姫の滝は取り付いてみると、硬すぎず柔らかすぎず、ピックの刺さりもよく、いい感じの結氷状態。垂直部分もグイグイ登れました。
 その後、F4、F5を目指して遡行を続けましたが、サクサクの雪は、岩の間に薄く積もり、足はとられるはズボズボもぐるはで、とてもこの状態では・・・すぐそこにF5も見えてきましたが、あれじゃな・・・といった感じだったので、F3まで戻り、舞姫の滝をラインを変えて3本登ってきました。


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 真ん中、左とラインを変えてみましたが、左に行くに従い、氷も不安定に。
 最後はデリケートなクライミングになり、結構マジクライミングで充実度満点。
 戸台のアイスを満喫してきました。







2014-1-12~13 赤岳天狗尾根

2014-01-14 15:43:19 | ガイド山行記録
 成人の日の連休、本来の計画は涸沢岳西尾根から奥穂の予定でしたが、イマイチ天気予報が良くないせいもあり、結局八ヶ岳へ変更。12日~13日で東面の赤岳天狗尾根へ行ってきました。
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 12日、美しの森はとてもいい天気。南の北岳や甲斐駒ケ岳などが綺麗に望めました。しかし気になったのはもっと北の穂高ですが・・・



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 地獄谷に入ると、なんと新しい堰堤が!しかし竣工は平成12年。しばらくこっちには来てなかったからなー。なんか時の流れを感じてしまいました。まあおかげであの歩きにくい河原歩きは無くなり、このところの積雪としっかりとしたトレースが有ったりと、とても楽ちんなアプローチで出合小屋までたどり着けました。




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 出合小屋からは念のためハーネスと、アイゼンは予定通り装着し、これまたありがたいトレースを頼りに天狗尾根の末端へ。この日は2140m地点で幕営。次の日に備えることにしました。



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 翌13日は予報通りの降雪。しかし間もなく止むとのことだったので、予定通り出発。昨日までのありがたいトレースはすっかり消えてなくなっており、ラッセルがあるものの、軽い雪はさほどの苦労にはなりません。



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 カニのはさみのような小岩峰からはいよいよロープを付け、ルート中の核心部へ突入。このころから雲もきれ始め、時折青空も。赤岳山頂での展望に期待を膨らませての取り付きでした。

 


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 もさもさの雪と、岩壁帯に多少悩まされましたが、何とか通過。ちょっとだけ緊張させられる場面もありましたけどね・・・



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 さていよいよ大天狗。天気もいよいよ回復に向かい、大天狗の向こうには龍頭峰も。
 ルート中最大の難所、大天狗の登攀は、セオリー通りに右から巻くルートをとりました。ここは中途半端に雪が付き、なかなか悪く感じましたよ!



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 重い荷物と中途半端に付いた雪のせいもあり、時間はかかりましたが無事に天狗尾根核心部を通過。あとは西からの強風に顔をたたかれながら、じりじりと赤岳山頂をめざします。



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 もうすっかり人気の消えた赤岳山頂に無事登頂。記念撮影もそこそに、地蔵尾根経由で早速下山にかかりました。



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 行者小屋から振り返ると、夕日に染まりかけた赤岳がとてもきれいで、意印象的でした。
 こんな光景に出合えるから、山ってやめられないんですよねー。





2013-12-29~30 甲斐駒・黒戸尾根

2013-12-31 11:29:28 | ガイド山行記録
年の瀬も押し迫った12月の29日~30日と、甲斐駒の黒戸尾根へ行ってきました。
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 今年は先週に雪が降ったせいもあり、甲斐駒は雪が多め。いつもならば笹の平からのおよそ200mの急登が、凍結などでとても歩きにくいのですが、なんと今年はばっちりと雪が積ったせいで快適!!


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 刃渡りもご覧の通り。雪のステップがついて歩きやすくなってました。
 その装いはまるで2月か3月のよう。雪が有ると無いとでは、イメージもだいぶ違って感じるもんですね。

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 さてアタックは翌日の30日。天気は弱い冬型ですが、この暮れの中では最もいい感じ。朝6時45分に七丈小屋を出発。すっかりトレースの付いた道は、ラッセルなど皆無。このところの低温のせいか、雪は踏まれてもふみかたまらず、サクサクで不安定なところも多々ありましたが、それでも例年と比べ積雪が夏道を適度に覆っていることもあり、楽な感じがしました。
 
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 八合の鳥居跡で小休止の後、ロープを付けいよいよ上部の核心部へ。
 九合目からは冬型の影響か風も出始め、体感温度はグッと低下。アイゼン、ピッケルをしっかりと雪面に食い込ませながら、着実に高度を稼ぎました。



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 出発から約2時間30分、貸し切りの山頂へ無事到着。

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 風は強いものの、360度の大パノラマは例年にもまして展望が良く、周辺の南アルプスや富士山、八ヶ岳は勿論のこと、遠く伊豆半島から駿河湾まで望むことが出来ました!初めて気づきましたが、甲斐駒から海が見えるんですね!!
 しかし西の北アルプスはというと、すっかり雪雲の中・・・あちらで頑張っているクライマー諸氏は、かなり大変な目に遭っているのでは・・・
 ともあれ強風の山頂を堪能し、さっそく下山。不安定な雪はアイゼンが流され、多少歩きづらい感じでしたが、雪が岩を覆い貸すように積っていたのでサクサクと下れました。
 七丈の小屋からも、適度に積った雪がとても歩きやすく、いつになく楽な黒戸尾根を堪能してくることが出来ました。

 2013年はこれで仕事納め。今年は3月のスキー検定を中心にまわっていた感が強い年でしたが、その後もいろいろと出来事が多く、波乱に富んだ年でした。しかしこうして何とか乗り切り、最後の仕事納めも無事に終了することが出来ました。これもひとえに皆様のご支援の賜物と、感謝の気持ちでいっぱいです。
 また来る2014年は、更なる発展とそして毎回無事な山行をめざし、精進していく所存です。今後とも変わらぬご支援ご鞭撻のほど、宜しくお願い致します。