ソウル・フォト Soul Photo

魂に響く写真を届けたい・・・。

誰のために?

2006-11-04 22:52:17 | 
写真:雨の参道/甲賀市神苑

 写真を始めたのは会社の先輩が「何か趣味を始めたら?」と声を掛けてくれたから。仕事で落ち込んでいる時だった。先輩のカメラはNikon F4。カメラの値段を聞いてびっくりした覚えがある。
 写真を撮り始めた頃、何もかもが楽しかった。カメラ雑誌も買って独学で勉強した。そのうち友人知人に見せるようになった。こちらがびっくりするくらい、喜んでくれる友人もいた。私も嬉しかった。
 あの時、誰も喜んでくれなかったら今、写真を続けていない。
 写真を撮る目的はあくまで自分の趣味。自分自身が楽しむためにシャッターを切っている。街や野原を歩いている。被写体との出会いが楽しくて。時には立ち尽くすほどの感動の光景と出会う。
 誰かに喜んでもらいたい、という思いは二の次三の次。多分、そんな事が先頭にあったら被写体がよく見えなくなると思う。
 仕上がった写真はあくまで結果。どの写真が他人に惹かれるか分らない。このブログでは今まで撮りためた写真を公開していくつもりだ。その中に一枚でも訪問者の魂に届く写真があれば嬉しい。
 被写体との出会いを大切に。そして喜んでくれる人がいることも忘れずに。
 私のこれからの写真ライフである。


 旅人と 我が名よばれん 初しぐれ
                          松尾芭蕉


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2 コメント

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はじめまして (海山)
2006-11-08 10:04:27
はじめまして。
たまたま訪れたのですが、
気持ちのいい写真 に出会えましたので
コメントさせていただきました。

気持ちがいいのです。
強烈に訴えるというのではなくて
さりげなく
自分のため、自分の撮りたいものを
素直に撮っている
という感じが
気持ちいいのです。
ありがとうございました。
これからも、撮り続けて下さい。
時々寄らせていただきます。

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ようこそ (管理人)
2006-11-08 21:50:46
海山さん、はじめまして。
沢山のコメントを頂き、ありがとうございます。

>気持ちがいいのです。
なにかくすぐったいような気持ちですけど、
嬉しいです。

写真を始めてちょうど十年目。
好きだからこそ、続けてこれたのだと思います。
最近は周りから腕前を評価され、頼まれる写真もあります。
それが、どこか意図的な写真になってしまい、素直な写真が撮れないというジレンマもあります。

写真を始めた頃の新鮮な気持ちをいつまでも忘れず、
写真を撮って行きたいと思います。
これからも、よろしくお願いします。

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