香港5kmシリーズの第1戦にハルさん、ジュンさん、ビンちゃん、大盛りさん、クロさんとアズ、明走会のイオキベさんと参加してきました。
まず、香港5kmシリーズをご紹介します。このシリーズ戦は4戦(6~8月)で構成されています。今回のレースはシーズン初戦であり、4~6月のスピード養成期間の成長度合いを確認する機会でもあります。また、香港は6月で既に夏真っ盛りなので、気温が若干下がる夜7時がレースのスタート時間です。そして、この大会は、かなり細かい年齢別のカテゴリー分けをしているので、通常の大会より入賞のチャンスが高いことがグッドポイントです。また、参加賞のTシャツの品質・デザインが良いこと、Panasonic・Garmin・KENWOODなどがスポンサーについており賞品はこれらの会社から提供されるので、もらって嬉しいものが多いという特徴があります。入賞のチャンスがある人には、かなりモチベーションが上がるのではないでしょうか。
さて、ここからはリポーターのアズ目線でお伝えします。
私は2019-2020シーズンにマラソンでサブスリーをすることを2018年の猛走会クリスマスパーティーで宣言しました。その目標を達成するために、自分なりに速くなるための方法を調べ考えた結果、まずはスピード強化(4~6月)、その後スピード持久力の強化(7~9月)、仕上げ(10月)で11月以降のレースシーズンに突入するイメージを持っています。この練習スケジュールのイメージのもと、4~6月の個人ポイント練習では200mや400mのショートインターバルを週1回実施してきました。
実は、4~6月は一度も明走会ポイント練習の1000mインターバル×5本(レスト400m)を全て4分以内で揃えることができませんでした。しかし、この期間は質・量ともに高め水準の練習をこなしていた感触があり、常に一定の疲労感があったので、しっかり疲労抜きをすれば5kmレースで4分以内ペースがいけるかもと感じていました。よって、レース前の目標表明では19:40秒(キロ3:56ペース)と、かなり強気の設定で宣言しました。
レース当日の朝はハッピーバレーで散歩を小一時間くらい、その後、家で軽くストレッチや筋肉ほぐしの運動をしました。午後は英会話レッスンを受けてからレース会場に向かいます(あまりレースに関係ないですが)。
会場に到着して猛走会メンバーと合流したところ、ジュンさんが4戦分のゼッケンを全てバスに置き忘れてしまったとの会話が。。大会側に相談して代理の番号をゲットして事なきを得ました。キリの良い番号のゼッケンをつけて記念撮影。
朝のポイント練習に大盛りさんとクロさんが出てましたが、今回は夜レースとのダブルヘッダーです。すごい!
アップとコースの簡単な下見を終えて、スタート30分前にゲートに並びます。香港のサイエンスパークがレース会場となりますが、コース幅が狭いのでスタート後の渋滞が発生しやすく、更に1.5km以降は公園から一般道に入るタイミングで更に道幅が狭くなります。このレースは距離自体が短くスタート位置がタイムを直撃するので、最前列を確保しました。
私のオリジナルレースプランは最初と最後の1kmは3:50ペース。序盤を早く、中盤で体力をキープして、最後に上げるというものでした。しかし、コースの下見をしているときに、往路は追い風、復路は向かい風だったので、若干プランを変更しました。下の()はオリジナルプランです。
1km: 3:50 (3:50)往路 スタート渋滞を避けるために、速めペース
2km: 3:55 (4:00)往路 追い風なのでオリジナルプランから▲5秒
3km: 4:00 (4:00)往路・折り返し・復路 とにかく頑張ってキープ区間
4km: 4:00 (4:00)復路 とにかく頑張ってキープ区間
5km: 3:55 (3:50)復路 追い込み区間、向かい風なのでオリジナルプランから+5秒
さあ、広東語のカウントダウンの後、スタートです。最前列からのスタートなので、最初はとにかく速い人に抜かれるのみ。おかげで最初の1kmは渋滞に引っかかることはなく、良い滑り出しです。イオキベさん、ハルさん、ジュンさんが最初の1kmまでに私をパスしていきました。最初のラップは3:50でよい滑り出しです。
1.5kmあたりに一般道に出るポイントがあります。昨年レースの記憶では、ここのコース幅が狭くなるタイミングで渋滞が発生したり、前の人をパスするのに余計な体力を使っていました。今年も私の周囲は集団となっており、私は集団の後方に位置していたので、このタイミングで集団の先頭に出るべく、最初のスパートをかけ20秒程度ですが3:20ペースまで上げました。よって2km区間は想定より3秒速い3:52。
折り返しがあるポイントでも渋滞が発生する可能性が高いので注意が必要です。今回は集団の前に出て単独走になったことから、無難にこの3km区間をまとめタイムは4:01。
4km区間は再び公園ロードに出て道幅が広がります。一方、ハイスピードを維持してきた体力も削れしんどい区間でもあり、とにかくリラックスしつつスピードを殺さないよう意識して走り抜けました。この区間で調子を落としていたハルさんの背中が少しずつ近づいてくるのが見えました。もしかして、追い付けるか!?この4km区間は3:59となんとか目標を維持。3km区間のビハインド▲1秒も取り返せて上々の出来。
5km区間は最後の頑張りどころ、筋疲労と心肺の苦しさがMAXです。狭くなりつつあるストライドを維持するため、腕ふりを大きくして、ピッチも上げるように努力。ハルさんがラストスパートして、その背中が視界から小さくなる中、とにかく必死にもがく。後ろから3人上がってきた!?くそ!抜かれた!体感スピードは結構速いけど、実はペースが落ちているんじゃないか!?この区間は全く時計を見る余裕なく、そのままゴール。時計を見ると、19:38!?2秒アンダー!?やったじゃん、俺!嬉しさのあまり、ガッツポーズで叫んでいました。最終の5km区間は3:56。
今回、自分にとって高い目標タイムを達成できたことは嬉しかったのですが、サブスリーに向けては、一般的に5kmを18分台で走る走力が必要と言われています。7月の第3戦までにそれを達成できるように、引き続き頑張りたいと思います(第4戦は一時帰国のため欠場)。今後も皆様のご指導と練習のお付き合いをお願い致します。
今回は男女混合の団体戦をハルさん、ジュンさん、ビンちゃん、アズで組んでおり、2位となりました!アズは初の陸上競技での表彰で本当に嬉しかったです。
1位とのタイム差は恐らく1分程度、次回は強い香港人同士がチームを組んでくると思いますが、表彰台目指して頑張りましょう!
個人では、最近、個人練習の質と量を高めているビンちゃんがカテゴリー1位!初のカテゴリー優勝おめでとう!
明走会のイオキベさんが18:32でカテゴリー2位!難コースで知られる香港マラソンのサブスリーランナーの実力ですね!
レース後は皆さんで晴れやかに。それぞれ、レース結果に思うところがあると思いますが、走り終わった後は、気持ちいいですね!
明走会の皆さんも、ご参加お待ちしております!
レース後は定番のトムさんバーでビール打ち上げです。
値段が高めだけにビールがうまい!食事もうまい!
と、レース後の食事も楽しみな香港5kmシリーズです。単発の出場も可能なので、ぜひご参加下さい!
今回はアズがレポートしました!