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「調布 妖怪通信」 アーカイブ

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今や、"箱入り娘は"妖怪か?

2012-12-15 16:05:00 | 妖怪
明日はいよいよ衆議院選挙、政治の覇権を獲るべく、政党も各候補者も必死で戦っております。妖怪の世でも過去、稲生物怪録によると魔王の覇権を賭けて、山本五郎左衛門神野悪五郎が人間の少年の"驚かせ合い"をしていたようです(09/5/17の記事参照)。
で、今回注目してみたのは映画"妖怪大戦争(2005年)"に登場した神ン野悪五郎です。プロデュースチーム「怪」の一人でもある京極夏彦氏が演じておりました。問題は神ン野悪五郎が作中で手にしている"(はこ)"。この中に小さい少女が潜んでいるのです。"写真で見る 日本妖怪大図鑑"によると、これは「匣の中の娘」という名の妖怪で、魔王の見習いとして住んでおり、現代風の服装で匣から出て遊びに行ってしまうこともある…といった解説がなされております。
この"少女を囲う"という行動は、まさか京極氏の趣味か願望が表わしているのでしょうか? たぶん違うでしょう。推測するに、京極氏執筆の代表小説の一つ「魍魎の匣」には重要なキーワードとして「匣の中の娘」が登場しますので、おそらく京極氏は映画での役得を利用し、こっそり自分の作品の宣伝をしたのだと思います。
もう一つの仮説…これはちょっと考えすぎかもしれませんが、妖怪大戦争のエンドロールをチェックしてみると、名高い妖怪達に混じって「箱の中の少女 大島かれん」と出てきます。
同じ2005年、妖怪大戦争と同じ角川書店が刊行した「着信アリ2」が先に公開されているのですが、本作の殺人鬼である水沼美々子を演じているのも大島かれん…。「着信アリ2」を観てから「妖怪大戦争」を観る(或いは逆でも)とサブリミナル効果でより強いインパクトを与えようとした? これはやっぱ、考えすぎでしょう。

さて、ここから例のごとく、どんどん話があらぬ方向へそれていきますので、しっかりついてきて下さい。と、いう事で「箱の中の少女」と来れば「箱の中の」もございます。しかも同様にしっかり映画にもなっております。但し、成人向けですが...。
「<ポルノ映画>が超えてはならないものを超えた。」らしいです。エロ恐いです。

同映画からのスナップです。アイドルがマジックショーに出演する映画ではありません。

次はさらに上をいきます。さしづめ「ビンの中の女」であります。夢野久作の"瓶詰地獄"という短編小説が基になった映画作品ですが、これもやっぱり成人向け...。
タコさんが入りたがってそうですが、"こんな事があっていい"わけがありません。

まだまだあります。最後は美学、「袋(bag)の中の女」!
bagとbugをかけて、「蟲女」… 妖怪っぽいけど、もう「男は、笑うしかなかった・・」


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