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「調布 妖怪通信」 アーカイブ

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"お化けは死なない"の嘘

2020-01-21 20:30:00 | 妖怪
先日放映のあった、ゲゲゲの鬼太郎 第89話「手の目の呪い」は、タイトル通り「手の目」がメイン妖怪でした。このエピソードで驚いたのは、鬼太郎や鬼太郎ファミリー達等によって、撃退・調伏された妖怪は"お化けは死なない"の原理原則に則り、その魂は封印されたりすることで、消滅はしないのが基本でしたが、ここでの「手の目」は、人間によって、映画『メン・イン・ブラック』のスペースガン的な対妖怪銃で撃たれた後、最期は自爆して完全に消滅しました。これは「ぬらりひょん」公認の"死"でもありますので、間違いはないでしょう。
さて、この「手の目」の外観上の特徴は、本ブログでも過去に紹介しておりますが、顔面ではなく、左右の手のひらにそれぞれ片目づつ付いているところです。・・・で、今回はあるべきところじゃない場所に目玉がある妖怪をいくつか紹介しましょう。先ずは頭上に目がある妖怪「一目入道」です。この妖怪は水木しげる大先生も図画にしておられます。「河童」の親分で、人間との約束は必ず守るという事です。
"目を皿のようにする。"とは、まさに一目入道のための言葉ですね。

次は後頭部に目がある妖怪「後眼」。江戸時代の妖怪絵巻『百鬼夜行絵巻』にラインナップされております。今回は笠倉出版社の『いちばんおもしろい妖怪図鑑』にある"人間たちのやましい気持ちを見抜く"といわれる「後ろ目」さんを下図にて紹介致しましょう。
"後ろめたい"気持ちになる時、この妖怪が関わっているのかもしれません。

"目は口ほどに物を言う"と云いますが、口が目になってしまったら、2倍物言ってしまうかもしれません。ちなみに、『恐怖の口が目女』のヒロイン「美空すずめ」さんは普通の口ですが、相当うるさいです。
さらに、2009/11/1の記事では、両目が口、口が目になった、かなり不気味なマドンナさんの画像を載せておりますが、下の写真の「口が目女」さんは目と口が兼用されているタイプといえるでしょう。
目にゴミがはいっても、舐めれば取れるから、便利ですね。

目が変な所についている妖怪の筆頭は「尻目」(2012/5/26の記事参照)であります。では、それが股間にまでとなると、あまり想像したくないですが、現代の怪絵師、故・佐伯俊男氏によって図化されております。名付ければ、さしづめ「○○○目」ってところです。
ここは、妖怪「目玉しゃぶり」に任せておきましょう。

ところで、以前も書きましたが、「手の目」の羨ましいところは、普段は覗けない様な所を覗けるところであります。異性に興味津々となる思春期の中学生は特にそうかもしれません。下の例は、同級生の女の子のパンツが見たくてしょうがない少年の強い妄念が起こした怪事象(目玉の親父化現象)であります。
目玉親父って、猫姉さんや、まなさんのパンツ、絶対見てると思うわ。


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