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「調布 妖怪通信」 アーカイブ

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要注意な赤い妖怪たち

2019-08-23 21:42:00 | 妖怪
8/8の記事で"白"妖怪、前回の記事で"黒"妖怪について記述しましたが、wikipediaの「日本の妖怪一覧」を見ると、頭に"赤"が付く、"赤"妖怪も多い事が判ります。列挙すると、「赤足」・「赤頭(あかあたま)/(あかがしら)」・「赤えい」・「赤子」・「赤石様(明石様)」・「赤舌」・「赤シャグマ」・「赤手児」・「赤殿中」・「赤テン鳥」・「赤入道」・「赤坊主」・「赤蜂」となります。メジャー妖怪である「赤舌」や「赤えい」など、本ブログで既出の妖怪もありますが、今回はそれら"赤"妖怪の中から、「赤頭(あかあたま)」と「赤しゃぐま」をピックアップしてみましょう。
先ず、「赤頭(あかあたま)」ですが、ゲゲゲの鬼太郎アニメに一度登場していります。第3シリーズ第93話「進化妖怪かぶそ」であります。尚、このエピソードは巨乳化したユメコちゃんが登場(2011/12/25の記事参照)した神回でもあります。冒頭、地球の騒音と公害から逃れるため、月に逃げた怪力の「赤頭」が、月着陸に成功した国産初の無人月ロケットを持ち挙げて、投げ壊すという暴挙を行いました。
これにはJAXAも大慌てであります。

この「赤頭」、wikipediaの解説によると、米俵を12俵まとめて運ぶほど、怪力ではありますが、妖怪ではなく、人間であります。そこにさらに怪力の子供が現れて云々 という怪異譚で、後から現れた子供こそが妖怪であります。水木大先生も『赤頭と小僧の妖怪』という図画でそのシーンを再現されておられます。
図画の中に付記させてもらった様に、アニメでの「赤頭」は何故か「小僧の妖怪」と入れ替わってしまっているのです。これは、妖怪ファンとしては、ゆゆしき問題であります。
ところで、アニメの妖怪「赤頭」も、人間の「赤頭」も、頭そのものは決して赤くありません。色としての"赤"妖怪とは、ちょっと違うのかもしれません。ちなみに、"真っ赤な頭"という事で、想起するのは、妖怪とは違うかもしれませんが、『ボケて』では有名な「赤信号」でありましょう。
もし、こんなの出てたら、信号無視して逃げたくもなりますわ。

次は「赤しゃぐま」、人家に住み着く赤い髪の子供のような妖怪で、「座敷童子」の仲間とする説もあるという事ですが、小学館から昨年の12月に刊行された『クセがつよい妖怪事典』では、『百鬼夜行絵巻(松井文庫)』の「赤頭(あかがしら)」の図画を引用して、「赤シャグマ」として解説しており、これまた、ややこしい状況になっております。
監修者は水木しげる大先生に師事していたアリャマタコリャマタ氏です。

"人家に住み着く赤い髪の子供"という特徴を活かすのは、やはり低年齢の美少女化ということになってしまうのが、この御時世。例えばソーシャルカードゲームの『天下統一クロニクル』の「赤しゃぐま」さんはこんな感じです。
こんな画像を保存すると、何らかの理由でPCが押収された場合、ヤバいと思います。

もっと危ないのは18禁ゲームの場合。PlayStation Vitaにも移植されている『ものべの』には、「あかしゃぐま」の"すみ"さんが登場しております。しかも、"紺スク"のフィギュアまであるという充実ぶりであります。
家宅捜索でもされて、もしこんなフィギュアが部屋にあったりしたら・・・

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