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「調布 妖怪通信」 アーカイブ

過去teacupへ投稿した妖怪関連の情報の配信記録
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ぼうやよい子だ ねんねしな

2020-10-14 20:53:00 | 妖怪
前々回の記事で、乗り物などに乗った"暴走妖怪"を紹介しましたが、今回は妖怪や怪物に乗っているタイプを幾つか紹介しましょう。日本妖怪で有名なところでは、"首無し馬"にのった「夜行さん」(2010/11/22の記事参照)が挙げられますが、妖怪パレードでもある「百鬼夜行」にもいそうなでで、色々と探してみました。そして、頭が龍になっている「蓑亀」に乗った蛙の妖怪を、江戸時代前期の『吉光 百鬼ノ図』に見つけました。実際は、この蓑亀は鼻先にリードが結わえられていて、"蝸牛の妖怪"に曳かれております。
絶対に「百鬼夜行」のペースにはついていけないと思います。

頭だけが龍の亀に乗っていても、全くスピード感や躍動感がありませんので、ちゃんとした龍に乗っている妖怪の図画を2点・・・。上が『釈迦八相倭文庫』から"神通邪道の司法性妙顕"、下が『唐土訓蒙図彙』から「金神」です。

左耳の"青蛇"がチャームポイントです。

珍しいタイプとしては、頭が二つの龍に乗る、人魚の様な姿の「」さんです。さすが、中国の妖怪だけあって、日本語に訳した解説文を一回読むだけでは、さっぱり判りません。
下半身が割れているのか? どうやって跨っているのか、正面から見てみたいです。

西洋に目を向けると、佐藤有文著の『いちばんくわしい世界妖怪図鑑』に、「死神ベヘモス」が載っております。もしかすると、『旧約聖書』に記述されている怪物「ベヒモス」かもしれませんが、別物という事にしておきましょう。なぜなら、解説によると、乗っているのが「魔獣ドドンゴ」とされているからです。なんと、「ウルトラマン」に登場したあの「ドドンゴ」であります。まさか、こんなところで繋がっているとは、驚きであります。(尚、図鑑における図画の部分は、オリジナルのカラー図画に差し替えております。)
まさか、「ドドーン」と吠えるから、「ドドンゴ」にしたのではないでしょうね!

最後は、悪魔の世界から、龍に乗っている「アスモデウス」さんです。『地獄の事典』の「アスモデウス」が乗っている龍(ドラゴン)は"ずんぐりむっくり"して、空を颯爽と飛行するようなイメージはありませんが、ここで紹介する佐藤有文著の『妖怪大図鑑』は、一味違います。
「隠された財宝」ではなく、異様にヒップが大きい裸婦を発見しましたでござる。

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