今回は、前回の記事に続き"ミイラ"に関連する内容です。ここでいう、"ミイラ"とは動的な人間型のミイラの妖怪で、2014/11/21の記事にあるような"妖怪のミイラ"や、即身仏(修行者が瞑想を続けて絶命し、そのままミイラになること)のような静的な干物は除きます。では最初に、水木しげる大先生によるミイラ妖怪から・・・ その第1号と思しきは、ゲゲゲの鬼太郎原作コミックで登場する、妖怪島の「双頭のミイラ妖怪」。『鬼太郎の世界お化け旅行』第4話に登場します。ドラキュラの"目玉移植記念パーティー"に、フランケンシュタイン・狼男・ゴーゴン・半魚人・魔女といった名だたる西洋妖怪と共に出席しております。ちなみに、"目玉移植"のドナーは、妖怪「チンポ」にさらわれた「目玉親父」(2019/12/14の記事参照)で、下のコマを見れば判る様に、そのまま縫い付けられております。酷いもんです。
この「双頭のミイラ妖怪」の出生は不明ですが、右の顔からは火を出し、左の顔からは寒気を出します。鬼太郎との対戦では、チャンチャンコ・髪の毛針・指鉄砲の3コンボを食らい、錯乱状態となった「双頭のミイラ妖怪」はお互いの顔に向かって、火と氷を出し合って自滅しました。
ゲゲゲの鬼太郎アニメでは、第5シリーズで、西洋妖怪軍団のメンバーとして登場した「ミイラ男バルモンド」が挙げられます。自称、名門妖怪の末裔で不死身。武器となる自らの包帯や、部下の「マミー」達を使って、鬼太郎達と戦いました。
以下、ミイラ妖怪に関するアカデミックなところでは、先ず、『水木しげる 世界の妖怪大百科』の「アフリカの妖怪」の章に、古代エジプトの妖怪として、「ミイラ男」が紹介されております。解説文から察するに、生きたままミイラにされた人間が妖怪化したという恐ろしい出生であります。
一方、同書の『妖怪マーケット』のシーンでは、太陽の光を受けてもホコリにならず、何やら怪しげな薬品を売り歩く「ミイラ男」が描かれております。片目なので、「鬼太郎の父」(2007/11/22の記事参照)かと思いましたが、抜けた方の目玉が左右逆ですので、違うようです。
次に、聖咲奇氏著の『世界の妖怪大全科』にある「ミイラ男」を見てみますと、その出生は『水木しげる 世界の妖怪大百科』と同様、生きながらミイラにされた人間(罪人)とされております。
最後は妖怪図鑑作者の大御所、佐藤有文氏の『世界妖怪図鑑』と『妖怪大全科』の「ミイラ男」です。下の画像は両書籍で使用されたモノクロ写真と同じスナップのカラー版写真に、『世界妖怪図鑑』の解説文を組み合せたものです。

ゲゲゲの鬼太郎アニメでは、第5シリーズで、西洋妖怪軍団のメンバーとして登場した「ミイラ男バルモンド」が挙げられます。自称、名門妖怪の末裔で不死身。武器となる自らの包帯や、部下の「マミー」達を使って、鬼太郎達と戦いました。

さすがに、ミイラだけあって、"血も涙もない"卑劣な妖怪であります。
以下、ミイラ妖怪に関するアカデミックなところでは、先ず、『水木しげる 世界の妖怪大百科』の「アフリカの妖怪」の章に、古代エジプトの妖怪として、「ミイラ男」が紹介されております。解説文から察するに、生きたままミイラにされた人間が妖怪化したという恐ろしい出生であります。


それよりも、『ケケケのケタロウ』の中味が気になります。
次に、聖咲奇氏著の『世界の妖怪大全科』にある「ミイラ男」を見てみますと、その出生は『水木しげる 世界の妖怪大百科』と同様、生きながらミイラにされた人間(罪人)とされております。

右目が"鬼太郎の父"状態になっています。第2の"目玉親父"誕生か!?
最後は妖怪図鑑作者の大御所、佐藤有文氏の『世界妖怪図鑑』と『妖怪大全科』の「ミイラ男」です。下の画像は両書籍で使用されたモノクロ写真と同じスナップのカラー版写真に、『世界妖怪図鑑』の解説文を組み合せたものです。

当時のちびっ子達はエジプトの"王家の谷"より、胸の谷間の方に興味深々だったでしょう。
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