goo blog サービス終了のお知らせ 

「調布 妖怪通信」 アーカイブ

過去teacupへ投稿した妖怪関連の情報の配信記録
(正確に表示やリンクされない記事あり。画像クリックによる拡大不可)

蛇妖怪 どうしてこうなった?

2013-01-12 15:06:00 | 妖怪
年が明けて、早10日余りが過ぎました。来年のお正月が待ち遠しい今日この頃…。今年は巳年という事で、元旦から結構たくさんの爬虫類としての蛇の図画や写真/映像を見たような気がします。ただ、前回の記事にも書きましたが、妖怪としての蛇も多いという事で、12/9/23の記事で「爺・婆」の名が付く妖怪をフィルタリングしたのと同様に「蛇」でもやってみました。結果、日本には本ブログで既に紹介している八岐大蛇手負い蛇以外にも蛇帯大旅淵の蛇神蛇蠱槌蛇蛇の怪蛇骨婆七歩蛇苞蛇などの妖怪がいる事が判りました。
日本女鬼图鉴からの「蛇帯」です。見事に"女の嫉妬心"がこの図画から感じとれます。

蛇関連の妖怪は上記以外にも濡女を代表するように"蛇"という文字が付かなくたって、れっきとした"蛇系妖怪"もいるのですが、この辺の記述は別の機会にして、今回は少しマイナーな"蛇の名の付く妖怪"を幾つか紹介しましょう。一体目は狂歌百物語に掲載の「両頭蛇
"双頭の蛇"は生物学的な奇形として、たまに発生するようですが、兎園小説には蛇体の両端に頭がある蛇を珍談奇談として紹介されております。ちなみに、「両頭蛇」を見ると祟られて死ぬらしいので、ご注意下さい。

次からは、妖怪絵師"石原豪人"氏による"蛇妖怪"特集となるわけですが…、先ず"たたり妖怪"の一つ、蛇骨婆(08/4/7の記事参照)ならぬ、「蛇骨女
このあんちゃんは一体何をしでかしたのでしょう。祟られるのも、ほどがあります。

次はまさに名前も"そのまんま"な"へび妖怪"。この図画もこれだけ見れば、時代やシチュエーションがよく判らない状況になっております。
どこまで人間で、どこから蛇になっているのか、着物を脱いで見せてもらいたいです。

"へび妖怪"以上に状況が判らないのが下の図画。集まってきた蛇達は"蛇淫"(08/10/4の記事参照)の一種なのでしょうか? まぁ、このあんちゃんが驚くのも当然とは思いますが…

こうなった事情をお聞かせ下さい。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。