本別-浦幌町・本別大坂と河岸段丘
本別町から浦幌町を通って白糠町にいたる国道392号線があります。この国道の始まりの部分は本別大坂といい、典型的な片坂で、標高差ほぼ100mの坂を上りきると平坦な平地となっています。また利別川をはさんだ向かい岸には全部で5段にもなる河岸段丘地帯が広がっています。
地図の大家である堀淳一氏によると、今は小さな河川にすぎない浦幌川はその昔は大河で、より河床が低くて侵蝕力の大きい利別川にその上流部を奪われた結果、本別大坂が作られ現在の形になった、ということです。
地図には国道392号線の旧道が描かれ、何とここにはさらにひと昔前の旧旧道もあって、両方とも行ってみたのですが、両方ともすでに完全な廃道となっていて通れず、結局正規の道を通って大坂の上部に行ってきました。
その後場所を変えて河岸段丘地帯を歩き、本別発電所への導水路(ここは地上を走っています)を見てきました。また道の途中にバッタ塚がありました。明治の開拓時代、全道的にバッタが大発生し、これを駆除するために、卵が産み付けられた表土を剥ぎ取って積み上げ、土をかぶせたものをバッタ塚といいます。

国道392号線旧道

本別大坂

本別発電所への導水路

バッタ塚

