飛鷹の日記

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赤い指   今更ながら、 新春ドラマ

2011年01月15日 07時23分09秒 | テレビ番組
新春にやっていた、【赤い指】 東野圭吾氏のドラマ




激辛口です。
ファンは読まないで・・・




















納得がいかない!!

母親が息子の罪を隠そうとするのは、解ります。いけない事だけどね。
こういう母親だから、息子ああなったのだろう・・・。
本心が書かれていると思う。
息子の「未成年だから責任は親にあるんだ」
と、腹ただしい息子のセリフ。でも、本心だろう。

無理にどんでん返ししなくてもいいんじゃないの?
そう思えるドラマでした。

母親が実は、ボケていなかった!!
のに、
大変腹が立ちました!!!!!

刑事役の阿部が「お父さんの心情を理解したかったら(ボケたふりをしていた)」と説明しますが、自分も夫の痴呆の介護をして大変苦労をしていたはずです。その場面もありました。疲れているけど、「お父さんを家で介護したい」と言っていた祖母。
その苦労を誰よりも知っている彼女が、ボケたフリをするとは
何事だーーーーーーーーーー!!!!!
こういう姑だから、嫁と仲良くなれなかったんだ!!!と私は思う。
「母はボケてましたが、大人しいです」という妹。でも、徘徊とかしてたんですよね。
うちの母もボケてしまい、徘徊をし、その度に警察のご厄介でした。
「じっとしててね」といっても、いなくなるんですよ。「だったら、ずっと見てたらいいじゃない」と言われるかもしれませんが、出来ないでしょう、そんな事!! 働かないと食べていけないんですから!! 母親連れて、会社行けと!?
大人しくても、ボケ老人の世話は大変なのですよ!!
食事の世話とか下の世話とか。息子に「お食べ」と息子が買ってきた和菓子を口の周り汚しながら、自分の食べかけを渡す母親。これだけでも嫌でしょう?悲しいでしょう?
私の母親も私の事が解らなくなりました。本当に、悲しいんですよ!!涙が出ます。兄も「情けなくて、涙が出る」と。
ドラマで母親が人形を撫でているシーン。それ見て、悲しくなりませんか?今までちゃんとしていた母親が・・・。私だったら、すごく悲しいです!!
東野圭吾は、世間の痴呆症の親を持っている人の心情を理解していないとしか言えない!!
私は、「姑は、嫁と息子を困らせたかった」としか思えません!!
嫁に蔑まれ、息子は疎まれ、で。
もし、これが嫁姑の仲が良かったら、祖母はボケているフリはしなかったはずです!!
だから、殺人犯に仕立てる事もなかった。
妹も妹だ!!母親に「そんなフリしてたら、益々お姉さんと疎遠になるよ?」と諭せなかったのか!!

誰しも、「ボケたくない」と思いませんか?「誰にも迷惑かけたくない」と思いませんか?

そして、これはいけない事ですが、
余命幾ばくも無い、祖母。
息子と嫁が自分達の息子の為に祖母を犯人に仕立て上げとしているのなら、「じゃあ、そうしよう」と思わんのか? この祖母は孫が好きでなかったのだろうとしか思えん!!
いけない事だとは思うますが、もう先がない祖母と未来がある息子。孫が可愛かったら庇うだろう。それに、ボケているから、罪には問えないし。
結局、この祖母は自分が可愛かっただけなのである。

事件を解明していく段階は面白いが、この祖母の行動で、私には台無しである。

多分、ボケ老人を介護している人としてない人の感じ方の違いなのだろう・・・

最後、祖母と息子と嫁が多分祖父の墓参りだろうに行くシーンで終わっていたが、
これにも納得がいかない。
あんな事になったら、息子と嫁離婚しているんじゃないのか?
私だったら、「こんな姑となんかと暮らせない!!」で家出るけどね?