社会の鑑

社会で起きている出来事にコメントを加えています。

『さらば!共謀罪』

2010-05-19 13:48:00 | ノンジャンル
 『さらば!共謀罪―心に手錠はかけられない―』が社会評論社から出版されました。
 本書は、共謀罪闘争に勝利した意味を考え、治安管理強化に警鐘を鳴らしています。
 衆議院で、政権与党である自公両党で三分の二の絶対多数を占めていたにもかかわらず、強行採決を許さず廃案へと追い込んだのは、国民の粘り強い反対運動が存在したからです。
 私達は、この運動を通して、共謀罪闘争勝利の意味を考え、その歴史を振り返っています。また、かつての刑法改正反対運動のような一度は勝利したけれども、あとですべて法律化されてしまったという苦い経験を踏まえ、同じ過ちを犯さない方策を考えています。
 是非本書を書店でご覧いただきたいと思います。
 まとめて購入される場合には割引可能と思いますので、ご相談ください。

シンポジウム

2010-05-12 09:21:00 | ノンジャンル
 国民の粘り強い闘いによって共謀罪策動は粉砕された。その共謀罪をめぐる闘いの記録が『さらば!共謀罪-心に手錠はかけられない』となって社会評論社から出版される。
 共謀罪をめぐる闘いの勝利を祝い、また、『さらば!共謀罪-心に手錠はかけられない』の出版を記念したシンポジウムが開催される。
 日時は以下のとおり。

5月22日(土)
■記念シンポ  14時~16時30分
          明治大学リバティータワー9階1095室 資料代500円
  講演 足立 昌勝さん(関東学院大教授、共謀罪新設反対 国際共同署名運動)
  提起 遠藤 憲一さん(弁護士、福岡・組織犯罪対策法公判の欺瞞)
     川村 理 さん(弁護士、裁判員法反対大運動)
     井上 清志さん(富山・氷見冤罪事件事務局長)
     安田 真幸さん(連帯労働者組合、監視カメラ・ネットカフェ規制と安全・安心の専制)

■記念パーティー  17時~19時
明治大学リバティータワー17階 学生食堂
  参加費3000円(本代予価1800円税抜含む)

・交通 JR御茶ノ水駅、地下鉄神保町駅・小川町駅 徒歩5分

 皆さんの参加を待っています。



少数民族・ハニ族の言葉

2010-05-06 08:23:00 | ノンジャンル
昨年8月、中国雲南省の南西部にあるシーサンバンナに行って来た。中国刑法学会が昆明理工大学法学院を当番校として昆明市内で開催されるとのことなので、それへの出席をかね、早めに現地に到着し、シーサンバンナに行って来た。
この自然豊かな大地については別に書くとして、ここでは、言葉について書いてみよう。
少数民族として主として山岳地域で生活しているハニ族という民族が存在している。この民族の話す言葉は欧米系や中国語とは異なり、日本語に近いといわれている。それについては、その前年に関東学院大学刑事法研究室で開催した第一回日中刑事法研究会に参加した昆明理工大学法学院曽学院長(専門は刑法)から聞いていた。
シーサンバンナ原始森林公園に出かけた際、たまたま、ハニ族の女性と話す機会を得ることができた。もちろんガイドを通してだけど。この時のガイドは、日本語のガイドが足りず、英語のガイド見習いであった。

「私は学校に行くでしょう」をハニ語ではどのように発音しますか。また、どのように書きますか。

「安  書阿  読以毛」
ナー スワー トゥイモー

中国語では、「我要去上学」

つまり、「書阿」は学校を指し、「読以」は行くを指している。

雲南省には26の少数民族が生活している。その生活の中には、日本の食生活の原型となるものも数多く存在している。納豆、寿司、梅酒など。
その少数民族の中で、言語体系がことなる民族がどこからやってきたのであろうか。興味は尽きない。ちなみに、ハニ族は、他の多くの民族と同様に、民族の文字はもたず、漢字で表記している。
固有の文字を持つ民族としては、ナシ族が有名で、その言葉は、東巴文字といわれる表形文字である。