社会の鑑

社会で起きている出来事にコメントを加えています。

大学祭の出し物

2008-10-29 20:14:13 | ノンジャンル
 関東学院大学法学部のある小田原キャンパスでは、11月1日と2日の両日、大学祭が開催される。私のゼミでは、毎年、他の刑法ゼミと共同で裁判劇を行ってきた。それは、その当時の社会的テーマとなる話題を裁判劇にしたものである。
 今年は、私のゼミが単独で行い、判例の中に通貫しているものを摘出し、そこに現れているものを通して司法のあり方を追求する構成劇を行う。
 従来は、劇そのものに教員の意向が強く反映されていた嫌いがあったので、今年は、その傾向を廃し、監督は4年生、劇の主流は3年生、2年生が補助という形で、役割分担し、学生が作成し、演じるという本来の姿を追及している。
 テーマ 『民主主義の変遷-蚕食される司法-』
 日時  11月2日 12時30分 開場
          13時   開演
 第一部で扱う判例  大津事件
       大逆事件
       星亨暗殺事件
       原敬殺人事件
       浜口雄幸殺人未遂事件
       5・15事件
       2・26事件
       浅沼稲次郎暗殺事件
       嶋中中央公論社社長襲撃事件
       三菱重工ビル爆破事件
 ここでは、これらの判例を通して何が見えてくるのかを明らかにし、現代社会の諸問題に迫るつもりである。もちろん、無差別殺人事件や「テロ」の問題は避けてはいられないだろう。
 
 第二部では、第一部の結論を受け、それについての座談会を予定している。
 講師は、麻原裁判で弁護団団長を務めた渡辺脩弁護士と関東学院大学法学部で「マスコミ論」を教えている丸山重威教授である。
 二人の軽妙な語り口が、聴衆を魅了するであろう。

 是非ご来場いただき、構成劇と座談会を経験してください。