goo blog サービス終了のお知らせ 

日記的雑記

馬バカな日々

ジョッキーという職業の重さから一言だけ言わせて

2009年01月11日 00時28分42秒 | 競馬

 明日(11日)はうちの地元は成人式にあたる訳で、AM5:00から撮影スタート予定です。

なので自分のサイトとニュースを見たら早く寝ようかと思いつつ、就寝前のサイト確認してみたらカウント29992。

30000まであと8。

今回は誰がキリ番GETするんだろうとそんな事を思いつつ、武豊騎手が骨折の後遺症で騎乗を取りやめるニュースを目にしました。

ちょっと昨年暮れからの彼の騎乗、騎手としての姿勢に違和感を感じていた私は、どうしてもブログに一言書いてからじゃないと眠れない気持ちになったので、貴重な就寝時間を削って延長戦。

ここからは非常に個人的意見になりますので、意にそぐわない方や、反論したい方も多々いるとは思いますが、あくまで一競馬ファンの意見と留めてください。

先ず昨年暮れの朝日杯で復帰した経緯についてですが、3ヶ月はかかると診断された怪我から無理して1ヶ月で戻ってきた事に触れたいと思います。

復帰直前に自身のブログで心境を語っていました。

ここから記事一部引用

今週の朝日杯FSは、ブレイクランアウトが最後までボクの騎乗を待ってくれています。出馬投票の〆切は今日の午後。まだ正式に返事はしていませんが、「乗りたい!」気持ちが「渇望」に変わってきているのが自分でわかります。

 たぶん、乗ります。そのときはプロとして恥ずかしくない仕事をします。

(武豊オフィシャルホームページより)

赤字の部分を読んでいると、体調云々よりも自身の気持ちを優先したともとれる発言。

この時はプロなのだから結果さえ出せば誰も文句は言えないし、仮にもこの国の競馬を代表する騎手が、真剣勝負の場に不自由な身体で臨む訳はないと判断しました。

しかし朝日杯はレース後コメントで豊さん自身が、結果的に仕掛けが早かったかもと言っての3着。

有馬のサムソンは出来に関しての部分が敗因の多くを占めていると思っているので特に騎手に原因があるとは思えませんでしたが、東京大賞典の追い比べは私は明らかにジョッキーの腕の差が出たと思いました。

仕掛けどころと馬を追う能力、どちらも騎手にとって生命線といえる技術です。

私が実例に上げた両レースでの結果は、惨敗では無いのでそこまで致命的ミスかと問われれば、どちらもそこまで大きなミスではないかもしれません。

しかしそうした年末からの騎乗を見ていると、「やはり本調子には届いていないのでは?」と思っていた矢先に今回の休養宣言。

今回はブログで

しかし、今日の8レース、テンシノボストンの返し馬のとき、ホンのちょっとした馬のつまずきに対応するときに、患部の傷がうずくような感覚に襲われてしまいました。

レースも無事に乗れましたし、思いすごしではないかと言われれば、そんな程度の心配ではありましたが、自分の体が発した危険信号を自分が信じなくてどうするんだという気持ちに従わないわけにはいきません。

(武豊オフィシャルホームページより)

理由と休養に至った心境を発言していますが、だったらやはり最初から無茶をしなければと思わずにはいられません。

こういう経緯を見ていると、昨年獲得賞金で岩田騎手に負ける公算が高かった豊さんは、なんとか有馬と朝日杯で高額賞金を手にしたかったんじゃないかとか、そうした下種な勘ぐりさえ頭をよぎってしまい、さすがにそんなジョッキーじゃないと思いつつ、自分の中で豊さんへの信頼が下がってしまった感は否めません。

ファンはジョッキーに大切な身銭を切って、その腕を信頼して馬券を買います。

馬はその一生を左右するレースで、文字通り命を騎手に託して走り、出走した馬全てに、それまでその馬に関わった人たちがそれぞれいます。

少し大袈裟に言えば、そうした人たちと馬の命、(命を懸けてるかもしれない?)ファンのお金と期待、全てをジョッキーは託されてアンカーとしてレースをしている訳ですが、やはり今回の一連の豊さんの行動は、そうした人達にあまり真摯的な対応をしていたとは私には思えません。

願わくば今度は自分の判断ではなく、本当に直ったと他者からも鉄板押してくれる状態で競馬場に戻ってきて欲しいです。


収まる所に収まった今年のJRA賞ですが

2009年01月07日 22時49分31秒 | 競馬

今年度も各部門の表彰各馬が出揃いましたね。

年度代表馬 ウオッカ 角居 勝彦厩舎
最優秀2歳牡馬 セイウンワンダー 領家 政蔵厩舎
最優秀2歳牝馬 ブエナビスタ 松田 博資厩舎
最優秀3歳牡馬 ディープスカイ 昆 貢厩舎
最優秀3歳牝馬 リトルアマポーラ 長浜 博之厩舎
最優秀4歳以上牡馬 スクリーンヒーロー 鹿戸 雄一厩舎
最優秀4歳以上牝馬 ウオッカ 角居 勝彦厩舎
最優秀短距離馬 スリープレスナイト 橋口 弘次郎厩舎
最優秀ダートホース カネヒキリ 角居 勝彦厩舎
最優秀障害馬 キングジョイ 増本 豊厩舎

投票する記者が実名投票になってから8年目の今年、さすがに牡馬と牝馬を間違えたりといった、素っ頓狂な今となっては笑い話にしかならない記者は姿を消しましたが、極々一部にKYな方もちらほら。

私が特に気になったのは、年度代表馬部門にスリープレスナイトという票を投じた、読売新聞大阪本社、競馬担当の真田記者。

もう一方は、最優秀2歳牝馬部門に該当馬なしを投じた、ダービー社の岩村健司記者。

どちらも得心ゆく説明が欲しい所ですね。

 まあ、そんな重箱の隅をつつくような話を抜きにすれば、やはり収まる所に収まる名前が入っている感はありますね。

現行制度ではダイワスカーレットに何の賞もあげられなかった事だけが、多くの方が同様の事を言っている様に、私も心残りですが。

スペシャルウィーク、エルコンドルパサーの時にも思ったのですが、あの年はこの2頭が国内外の2枚看板として競馬を盛り上げた年(グラスもですけどね)だったのは事実ですし、昨年の日本競馬を盛り上げたのは、ウオッカとダイワスカーレット、2頭の歴史に残る名馬の活躍が象徴する様に、牝馬大活躍の1年でした。

私はこういう時、実益がなく、名誉だけが与えられるJRA賞だからこそ、遊び心というか、2頭同時の年度代表馬という選択肢があってくれると、この国の競馬は盛り上がるのになーなんて考えてしまうんですけどね。

 しかし多くの受賞馬が現役続行を表明しているという事自体は非常に喜ばしい事ですが、今年古馬として活躍する面々はそれぞれ春シーズンのローテーションに、海外を視野に入れている辺り、日本競馬の中・長距離戦に問題ありという認識が出てきてしまいます。

最近、どうせ中々来ない外国馬より、走ってくれれば必ずお客さんを競馬場に呼んでくれるスターホースの海外流出の方を気にした方がいいんじゃないのJRAさん、と思ってしまうんですが皆さんはどうですか?

内弁慶だと言われても、現行の法制度では馬券購入という形でさえ、私たちファンはその挑戦に加われないんですよ。

海外遠征が身近になったら、今度はその遠征する馬に対してもの凄く疎外感を感じ始めているのは私だけですか?


中山金杯・予想

2009年01月04日 11時30分44秒 | 競馬

 儲けられない公算が高いと判断したので馬券は買わないんですけど、感が鈍らないように予想だけはしっかりと。

中山金杯

◎ オペラブラボー

前走は不利があっての4着で、1枠という好枠を蛯名騎手が活かせればほぼ問題はないはず

○ ダイワワイルドボア

出走自体が無理あった菊花賞と全く能力を出す機会のなかったJCを度外視すれば、普通に有力馬の一頭

枠も良く、北村騎手が好騎乗する場合は内を周ってくる競馬が多いだけに、この条件なら馬の力を出せる可能が高い

▲ ヤマニンキングリー

正直掴み所が無いんで扱いに困っています

ただ坂のあるコースが苦手と言う訳でも訳でもないでしょうし、父が父だけに一度勢いがつくと中々止まらない可能性が高そうなので、これ位の評価はしないとコワイかーという、予想らしかぬ感だけの予想です(苦笑)

△ キングストライル

この馬の持つ好走距離の幅広さは、混戦の今回はかなり心強い武器

3着に入ってくる可能性の高さは無視できず

△ アドマイヤフジ 

フジは前年の覇者ですし、ローテーに問題が無いのなら当然今年も印を打つ馬

ただ今年は昨年ほど買いたいかとと問われれば、この位の評価に留めたいです

△ リキッドノーツ

穴を開けるとすればこの馬と言う判断から印を打ちました


今年の金杯は・・・

2009年01月03日 23時42分29秒 | 競馬

 正直東西どちらも信用に欠けるメンバー構成(汗)

◎を打つ馬でさえ半信半疑というのが正直な所で、さすがに年明け緒戦から負けたくはないので、今年の金杯は

A 勿論、乾杯 B 聞くなよ!完敗(涙) C 難しい、観拝!

Cの観拝を選択しました。

馬券的には明後日の条件戦に買いたいのがあれば、緒戦はそちらに持越しです。


あけおめことよろ2009

2009年01月02日 00時33分23秒 | 競馬

 新年明けましておめでとうございます。

今年も競馬の話ばかりのブログになるかと思いますが、どうか見捨てず、変わらぬ、もしくは一層のお付き合いを。

 さて実はこれ2度目の記事製作です。

新年早々、一発目からエラーで先ほど書いた記事丸々喪失。

はっきり言ってやる気出ませんが(笑)、とりあえず年末のレースを一応回顧。

レース的にはダイワスカーレットの強さが際立ち、殆どの人たちが昨年のイメージとして挙げる様に、牝馬の活躍が目立った昨年を象徴するかの様な有馬でした。

乗り鞍をこのレースただ一つにとどめ、集中力を極限まで高めた鞍上の意気込みは凄く、またレース後のコメントの中で、「早めに動いた馬も多かったが、追いかけた方が止まるよ、と思っていた。」という部分を見て、愛馬への絶対的な信頼を感じました。

間違いなく現時点で日本で1・2を争う人馬一体の強さだったと思います。

来年は海外中心になるそうですが、やはり日本で一度は生でその走りを見てみたいですね。

その他馬に関しては短評形式で

  • メイショウサムソン 元々海外遠征から帰国してから馬体が今ひとつで、馬は精一杯の競馬をしたと思います
  • マツリダゴッホ 個人的にヤネの力量不足により力が全く出なかったかと
  • スクリーンヒーロー 着拾いなら間違いなく2着は確保できたでしょうが、勝ちにいっての5着には納得
  • アドマイヤモナーク & エアシェイディ 申し訳ないんですが、この舞台への適正の高い2頭が、ダイワを意識しすぎた人気馬総崩れの恩恵に与った感は否めずで、単純に実力を評価するまでには至りません

大体こんな感じです。

 話題は移り、東京大賞典に関してはカネヒキリの素晴らしさには脱帽しつつ、ヴァーミリアンの敗因はやはり鞍上かとも思わなくはない結果。

ダートでの追い比べとなると、フランスでも厳しい評価を受けていたように、馬を追う事に関しては一枚評価が下がる豊さんと、脂の乗り切ったルメール騎手ではやはり最後に差が出た印象は否めず。

上がり自体はコンマ1秒ヴァーが上ですが、それでもあのゴール前の埋まりそうで埋まらない差を詰められるイメージが生み出せないのは・・・。

まあ、どちらも現日本ダート界では抜けた存在である事は間違いなく、今年もわが国のダートはこの2頭が中心でしょう。

 もう一つばんえいダービーは、これまでの二冠はここを勝つための序章に過ぎなかったと期待していたホクショウジャパンがまさかの最下位(NOーーーー)

勝ったライデンロックは、ばんえい大賞典とダービーの二冠馬に。

ばんえい大賞典でこの馬の勝つところを生で見てますが、なかなか強力な印象を残す勝ち方だっただけに、来年もこの馬は強いんだろうなー。

ただライバルは強い方が良い、来年ジャパンが雪辱を果たすシーンを生で見れればそれで満足と今は強い二冠馬の誕生を素直に祝福。

 っで、話題は今年の競馬に移ろうかと思いますが、個人的目標は馬券は通算で+にする事です。

残念ながら有馬を外したため、昨年は通算成績が大まかですが、-5000~10000円という、3年振りのマイナスに転落。

ただでさえ不景気なのに、遊びでマイナスとは言語道断。

鉄火場は遊びじゃないと気を引きして、今年は真剣度を更にまして予想しようと思っています。

 っで、競馬全体を見て思う事は、もはや現在のレース形態そのものが時代遅れになっているという事が問題点として一層浮き彫りになってくるという事が気がかりです。

古馬のトップの半分が有馬に出ず、また殆どが春は海外遠征というローテーションが一般化され、国内戦はスカスカという現状を改め、例えば有馬と同時に存在意義が問われているJCを春に移動するなどの大胆な案も含めて、古馬中・長距離戦の再整備。

短距離戦もスプリンターズSの移動以降からレベル低下が激しく、完全に後発の香港に水をあけられており、根本的な見直しが必要不可欠で、ダート戦に関しては競走寿命が長くなったため、重賞では獲得賞金順での出走が弊害になり始めている点を考慮し、フェブラリー、ジャパンCダートを始め、交流戦を含めた全てのGⅠ競走にトライアル戦の設置をするくらいの改革。

などなど、本当に思い切った改善、路線整備の必要性を感じています。

ただでさえ不景気な世の中。

競馬という産業は、別に無くなっても生きていく上では特に困らない産業だということを根本から意識し直し、そんな産業が何故300年以上もの歴史を持っているのかを再確認する事が、関係者、ファン一同改めて重要な意味を持つ年になる気がします。