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日記的雑記

馬バカな日々

日経新春杯回顧2・負けた騎手には失望を

2009年01月19日 01時25分43秒 | 競馬

 続けて書くと長くなりますし、ここからはタイトル通り、打って変わって良い話じゃなくなるので別記事にしました。

回顧1で書いた通り、レースとしてはテイエムプリキュア陣営の作戦勝ちというのがこのレースの内容ですが、裏を返せばどこかで必ず捕まるなくてはいけない逃げ馬(仮にも昨年あわやの3着馬)を、誰も捕まえに行かなかったのがこの結果を招いた訳です。

そういう意味では1番人気な上に、ある程度前に行ける筈だったヒカルカザブエに騎乗した武幸四郎騎手の責任が1番重い訳ですが、レース後のコメントを見たら

1枠がアダになったね。前が動かないし、内に入り込んでまったく自分の馬も動くことが出来なかった

「いやいや、そんな分かりきった展開を今更言われても」と思わず突っ込み。

レースを見た直後は、メイショウクオリア・・というか岩田騎手さえマークしてれば大丈夫かなと思って騎乗しているんじゃないかという位置取りだったんですが、600m~800m地点から4ハロンも続いてペースが落ち着いた時点で、4コーナーが団子状態になるなんて分かるでしょうと言いたくなるコメント。

そもそもスローに近いペースはレース前からかなり予想出来た事ですし、馬場状態から考えてもある程度前につけなくてはいけないのは想定の範囲内。

前に行って予想よりもペースが速かったのならまだしも、馬の力を引き出せないまま何も出来ませんでしたというコメントは、レース前から鞍上だけが不安と言っていたのが見事に的中してしまっただけに、改めて今後も重賞では買えない騎手という判断になってしまいました。

勝ったジョッキーは数少ないチャンスをしっかり物にしているだけに、私の中で今日の二人の関係はかなり対象的でした。

 2番人気のアドマイヤモナークに関しては、自分でレースを作れるタイプではないので、5着に来たあたりに地力は認めますが、今後も展開と馬場状態次第で買い目に入れるかどうかというタイプである事を再認識。

さすがにこの馬とも付き合い長いので、今更そんなに器用さを求めるのは酷ですしね。

この2頭とは対照的に、予想以上に力強い走りをしてくれたのがナムラマース。

元々地力は評価している馬なんですが、今回の走りを見た印象としては、今後はある程度信頼して馬券を買える状態まで復活してくれた予感がしました。

レース後のコメントを見ても、騎乗した小牧騎手もかなりの手応えを感じたようで

走るわ、ホントこの馬。この前は後ろから行って何もしなかったけど、今日は気持ち動かして行ったでも何もしない方がいいね。中途半端はダメ。何も小細工をしない方がいいよ。次は京都記念になると思うけど、次は決められるよ

次の京都記念で決められるよという自信に満ちたコメントが印象的。

確かに今日の条件でも力強く抜けてきた走りを見ても、この馬にとって条件が更に良くなるであろう京都記念では能力を出してくれそうですが、若干の不安は「何もしない方がいいね」の部分。

「ゲートを出たなりで位置取りを決める」という意味なのか、それとも「今日よりも後ろから追い込みに懸けます」なのか、どちらの方かで意味合いがかなり変わってきますし、元々2200以上の重賞では強気では買いにくい騎手だけに、有力ですがメンバーを見てから展開を想定して厚めに買うかを判断します。

馬券を買う上では、如何なる馬でも過信は禁物。

 ○に支持したタガノエルシコに関しては、力を出し切ってくれたとは思いますが、2着に来て獲得賞金上乗せが出来なかったのが、無念といえば無念。

トップガン産駒は自己条件で格下馬に足を掬われる事が結構多いので、むしろOPか、重賞に今後の舞台を移動して欲しかったのですが。

 最後に▲評価だったメイショウクオリアですが、+20キロと唯一の懸念材料だった馬体も増え過ぎ(笑)と思えるほど増えてくれたので、期待してレースを見ていたんですが、やはり+20は増え過ぎだったかな(苦笑)

まだジョッキーのコメントが確認できていないんでその辺の判断は明日にしますが、最後の伸び脚も悪く無かったですし、やっと状態は上向いてきたと見ても良さそうです。

次走に京都記念辺りに出てくれれば再度狙ってみたいです。

 まあ、このレースの総括としては、人気薄の逃げ馬の好走が予想出来た場合、それを捕まえに行く立場の騎手の腕である程度その逃げの成功率は読めるという事が再認識出来たという所でした。

やはり自分からレースを作った馬と人は、如何なる条件でも強いです。


日経新春杯回顧1・勝ち馬からは感動を

2009年01月19日 00時37分59秒 | 競馬

 京成杯は予想しきれないと思っていたら、実際のレースも予想など出来るはずの無い落馬があり、その影響でこの1戦に関してはノーカウントとして、評価を次に持ち越した馬が多数。

故障したサンライズキールは予後不良ということですが、去年もこのレースでアポロマハルが酷い事故を起こしていただけに、今年も起こってしまった悲劇には少なからずショックを受けています。

サンライズキールの冥福を祈ります。

 話は日経新春杯の方へ。

結論から言うと、とにかく勝ち馬であるテイエムプリキュアの頑張りと、展開を読み切った指示を出した五十嵐忠男調教師、その支持に見事に応えて結果を出した荻野琢真騎手の3人には最大級の賛辞を送りたいと思ったレースでした。

なぜこういう評価にいたったかというのは、レース後の勝利ジョッキーのコメントを見たためです。

以下、一部抜粋

調教師からは、3コーナーの頂上から早めにスパートしていけ、と言われていた。
長くいい脚を使える馬ですが、最後は必死に追いました。

前半1000mをジャスト61秒という、これ以上早くなっても遅くなってもいけないという絶妙のペースで逃げたんですが、4ハロン目から一度ペースを緩めているのが分かります

12.7-11.3-11.7-12.7-12.7-12.6-12.6-12.1-11.6-11.9-11.9-12.8

そこから事前に受けた指示通り早めにスパートを駆け、最後は上がり36.6と完全に脚があがっていますが、それまでのアドバンテージが大きすぎたため、ゴール前は余裕の3馬身半差。

見事に引退レースを3年1か月ぶりとなる勝利で飾りました。

最後のレースは見事な陣営の作戦勝ちでしたが、ここに至るまでの間、関係者が決して手を抜く事無く、馬を仕上げてレースに臨んでいたからこそ出せた結果だと思います。

本当におめでとうございました。

良い仔を産んで、また競馬場であなたの名前が見れる日が来る事を祈ってます。


日経新春杯予想

2009年01月18日 00時50分47秒 | 競馬

 先週は成人式だったんですが、実は妹の出産も丁度同じ日に重なってしまい、「競馬をしている暇がね~」と悲鳴を上げるほど忙しく、予想どころか、復活予定だった新作公開さえ作業出来なかったんですが、妹も無事出産し、仕事も超地獄状態から通常の地獄状態?に落ち着いたので、今週は予想をしてみようかと。

京成杯の方は正直適正の見極めが全く出来ていないため、難しいのでパス。

変わって日経新春杯といえば、喰わせ者が多くハンデ戦、しかもおそらく1番人気がアドマイヤモナークとあっては、荒れない訳はなさそうです。

このレースはハンデ戦らしく、例年軽ハンデ馬が1頭は好走するレースですが、そこいくと昨年の覇者とはいえ、今年のモナークは昨年と比べて重量2kg増の上、1番人気の重圧も掛かってくる事を考えると、あまり乗り気で買いたい馬ではありません。

ペースもスローになりそうな事も考え、後方からの脚質もネックとなる予感がしますし、いっそバッサリ切りの方向で。

 っで、変わりに◎に浮上してくるのが、5連勝のかかっているヒカルカザブエ。

素直に鞍上が不安ですが(失礼)、それでもコンビで4連勝してきた戦績は伊達じゃないはず。

血統、脚質、コース、全てにおいて適正が高そうな条件が揃った今回は、勢いで重賞タイトルをモノにして欲しいです。

 ○はタガノエルシコ。

前走1000万を勝ち上がってきた馬をGⅡで対抗というのもアレですが、重量が52kgと前走から4kg減というのは非常に心が動く好材料で、血統的にも条件はほぼベストでしょうし、トップガン産駒だけに重賞だろうと、昇級緒戦だろうと、クラス負けはしない気が。

仮に雨が降っても大丈夫という点も安心です。

 ▲はちょっと勇気がいるメイショウクオリア。

3番手に評価しておいてエライ言いようですが、近走成績が酷すぎる気がするのは勿論勘違いではないんです。

ただ今回の条件はここで好走出来ないのであれば、この馬の今後は相当厳しくなってしまうんじゃないかと思うほど好材料が揃った感があります。

血統的な適正は高く、自身が勝っている重賞タイトルは今回と同じく京都競馬場。

負担重量も前走から軽くなり、この馬にとって最も大事な好走条件といえる、スローペースが見込まれる点も大きい。

そしてなんと言っても鞍上が岩田騎手。

このレースの定石、内枠に入った腕のあるジョッキーが、ポケットから一気に抜け出すという好走パターンを、岩田騎手なら狙ってやれるというのが、この馬を買う気になった最大の魅力。

勿論仮に騎手が狙ってそれをしても、馬が騎手に応えられるかというのが問題になってくるんですが、仮にもGⅡを勝っている重賞馬。

「これで走らなきゃどうするクオリア!」っと、自分勝手に盛り上がってます(苦笑)

 今回買いたい馬は以上の3頭だけ。

馬券的には馬連か、馬単BOXですね。

ナムラマースは実力は申し分ないのですが、この馬の真価は中距離でと思っている私は、ロングスパートが要求される京都の長距離戦では力を出し切れないという判断です。

力だけで3着以内に来る可能性は捨てきれませんでしたが、馬券を馬連か馬単でという予想上、人気的にもあまり得をしないという判断で切りに。


目指せ、第2のディヴァインライト!

2009年01月14日 21時52分08秒 | 競馬

 現役時代は永らく『最強の1勝馬』というありがた迷惑なあだ名で親しまれていた名馬、シックスセンスが今年度の種付けシーズンをアイルランドで迎える事となったみたいです。

http://www.netkeiba.com/news/?pid=news_view&no=33846&category=D (NET競馬)

気になる繋養先はブリッジハウススタッドで、種付料は4500ユーロ(約53万円)。

個人的にシックスセンスには、GⅠを勝てなかった馬の産駒が父の無念を晴らすというドラマを、現実感を持って期待していました。

共にレックススタッドに繋養されているサクラプレジデントにも同じくらいの期待をしているんですが、今回の海外進出は、センスにとっては飛躍が期待できそうな話だと思いました。

現役時代のディープとの戦いぶりや、香港ヴァーズでのウイジャボードとの戦いを物差しに考えて、比較的手頃な価格で繋養可能なサンデー産駒としては、母父ディンヒルという血統から考えても、シックスセンスは最もあちらの競馬に適正が高い可能性がある種牡馬だったんじゃないでしょうか?

先に欧州で結果を出したサンデー産駒として、記事のタイトルに上げたディヴァインライトがいますが、こちらは母父がやはりノーザンダンサー系のノーザンテーストという事もありますし、比較的パワーもありそうな馬体も相まって、成功してくれるじゃないかという期待は私も高いです。

Sixthsense01 昨年の12月27日に会ったんですが、次回の再会まで少し間が空く事になりそうですね。

向こうでも大事にされて、また日本で会える日が来てくれれば嬉しいです。

もしかしたら日本に残した産駒が活躍して、帰ってきてからの方が種付け料上がっちゃっているかもしれませんし、今度は向こうの産駒まで活躍して、海外でも引っ張りだこになっちゃったり、出来ればそうなって欲しいなーヽ(゜▽゜)ノ

韓国にホークウイングが行く時代ですもんねー。

今は種牡馬の適正を引き出す事を優先に、自国にずっと置くとかしないで、種馬が世界中に活躍の場を広げる時代になってきました。

先に海外への移動が発表されたボーンキングやエアエミネムも含めて、日本発となる種牡馬達には元気で頑張って欲しいです。


驚いて、やがてしんみり

2009年01月13日 23時24分17秒 | 競馬

 ただでさえ忙しい成人式の撮影に加えて妹の出産とか色々あって、もうこの2日間は体力の限界といった感じでした、

そんな訳で殆どパソも起動していなかったんですが、今日ようやくゆっくり競馬情報をネットで見ていたら、何故かうちのブログを扱ってくれているミルキーさんのページで、前回書いた記事『ジョッキーという職業の重さから一言だけ言わせて 』がはてなブックマークが12も付いてる!

コメント付きの方の意見で、「なぜこんなにブクマが?」と書かれていますが、本人が一番そう思います(笑)

っで、もう一つの意見として、「ファンがそこまで言う事じゃないのでは?」的な意見が多いんですが、あくまで前置きした通り、一ファンの私見ですし、、他ならぬ豊さん本人が以前から、「ベストコンディションで無い限り、真剣勝負の場には立たない」という趣旨の発言をしていた人だったので、今回記事にしたような事を思った訳です。

多分他の騎手の方だったら、今回みたいに記事にしようとまでは何かを感じなかったと思います。

 っで、ついでにはてなで色々見ていたら、『今週は武豊騎手と安藤勝己騎手が揃っていなかったわけですが、後5年もしたらどちらも騎手を辞めている可能性が高い』という意見をチラホラ目にして、なるほど確かにと妙に納得してしまいました。

しかもそう書いている人の殆どが、

そうなったら今の様に競馬を楽しめるのか?

もしたら競馬をやめるかも?

という感想を持っているみたいで、二人の存在の大きさを改めて考えさせられた気分になりました。

私自身はそうなった場合、おそらく・・というか間違いなく競馬はやめないと思いますが、それでもモチベーションは下がる気がします。

昨年は牝馬が活躍した年でもありましたが、三浦皇成騎手を筆頭に、若手騎手が大活躍した年でもありました。

種牡馬の方はサンデー亡き時代の傾向が出揃ってきた感はありますが、騎手の方も着々と世代交代が進んでいる事を急に実感させられてしまい、その時が来るのが少しでも遅くなって欲しい気分です。

まだまだ豊マジックで驚かされ、安勝の人馬一体の走りを見て、レース後いつもの様に「さすがだな~」と溜息をつかせて欲しいです。