さーて、JCの予想結果は
1着 スクリーンヒーロー
2着 ◎ ディープスカイ
3着 ○ ウオッカ
4着 ▲ マツリダゴッホ
5着 △ オーケンブルースリ
うーん、悲しいほどに完璧です・・・1着を除けば。
実際、9割方は読んでいると思うんだけど、あと1割の不安がどうしても拭えず馬券買いませんでしたが、その不安を的中させたのがスクリーンヒーローとは。
確かに復帰後の成績はほぼパーフェクトでしたし、鞍上もデムーロとあって、予想段階ではかなり考察したんですが、それでもさすがにここは家賃が高いと思ったんですけどね。
このメンバーで前半1000Mが61.8という超が付くスローペースという展開面の助けがあったとは思いますが、それも微々たる物で、大勢に大きな影響を与えたとも思えません。
今日は掛け値なしにこの馬は強かったと思います。
しかし終ぞJCに縁のなかったグラワンを父に持ち、母がこのレースに果敢に挑戦した当時の最強牝馬、ダイナアクトレスの娘なんですから、これだから競馬は面白い。
グラスワンダーもとうとう平地のGⅠ、しかもJCを制したんですから、これでウィークとエルコンに「どうだ、俺もGⅠ馬の父になったぞ、それも遅れた分も取りもどせたろ」と大威張り出来る勲章を手にしました。
ディープスカイはペースを考えれば位置取りがやや後ろだった気もしますが、それでも前に行けば詰めが甘くなるでしょうし、今日は上がり最速の33.8を記録していますからね。
力を出し切っての完敗だと思います。
ウオッカはやはり体調面では最高で天皇賞から平行線だったんでしょうが、それ以上に消耗戦にならなかったこのぺースの影響で力が出し切れなかったと思います。
むしろ不得意な流れで良く頑張った方で、マツリダゴッホには決して抜かせなかった辺りに、現役最強馬の一頭としての意地を見た気がします。
そして競り負けたマツリダゴッホもウオッカ同様、消耗戦が得意なこの馬が、今まで好走出来なかった府中でこれだけのパフォーマンスを見せた事を高く評価したいです。
最後に残った大一番への準備は全て整ったといった所でしょうか。
今年もダイワスカーレットの最大のライバルとして有馬で雌雄を決する位置取りにいると思います。
オーケンブルースリはとにかく競馬が不器用でした。
最後は内田騎手のムチに応えて猛追を見せましたが、まだ余力を残している感じがします。
来年以降、更にキャリアを積み、レース運びに選択肢が増えてくれば相当強くなってくる気がしますが、今日はこんなもんでしょう。
メイショウサムソンも良く頑張ったと思いますが、今日唯一その騎乗を不満に思ったのはアサクサキングスのルメール騎手。
どう考えても溜めて良くなる馬じゃないキングスでまさかの後方策。
陣営も前目での競馬を希望していましたし、この乗り代わりでこの馬に期待したファンの殆どがやはり先行策を期待した筈。
私自身、この馬は逃げて、ある程度の消耗戦に持ち込んでくれると思っていたので、全く力が出せなかった今回は馬が可哀想に思えます。
なんでも逆をやってみればいいもんじゃないと、馬券勝ったファンから恨み節の一つも出てくる騎乗でしたね。