”イノベーション・ラボ”

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誰もが使える・みんなの AI

2018-01-28 06:13:26 | 日記
誰もが使える・みんなの AI
マイクロソフトは、すべての人や組織が使える「みんなの AI 」の実現に向け 、事業リソースを集中させている。「マイクロソフトは創り出すすべてのものに AI を導入していく。そして、あらゆる産業分野に平等に提供することで AI の民主化を加速させる」と。
例えば、マイクロソフトでは全盲の方が周囲をスマートフォンのカメラで撮影すると、AI が画像認識し周囲で何が起きているのかを読み上げてくれるiOS用アプリ「 Seeing AI 」を無料で提供しています。商品や貨幣はもとより人の顔を認識し年齢、メガネの有無や表情なども教えてくれます。医療分野では、画像認識でガン細胞を検知したり、機械が文章の内容を理解するマシンリーディングを使って膨大な過去の症例や技術論文から診断をリコメンドしたりすることも可能です。
教育分野では、2020年から小学校で必修化されるプログラミング教育において、生徒がプログラミングでどういう間違いをするのかを AI にパターン学習させることで、生徒が苦手とする部分について AI が先生の指導をサポートするといった使い方も可能です。
そして少子高齢化が進む日本においては AI とロボティクスが果たす役割はとても大きいと思います。災害対策、公共インフラの整備など社会課題の解決には、IoT と AI を組み合わせて実現する予兆保全や傾向分析といった未来予測が必須になるでしょう。
AI が世の中に浸透していく顕著な例として、マイクロソフトの Cortana (コルタナ)のように会話する AI があります。会話する AI を利用したエージェント(ユーザーがやりたいことを自動的に代行してくれるソフト)は人の暮らしだけでなく仕事の進め方も根本的に変えていくでしょう。
ビジネスのグローバル化が進む中、海外とのやりとりに立ちはだかる言葉の壁も Office 365 のアプリケーションに導入されている機械翻訳でクリアできます。Word、PowerPoint、Outlook はもとより、音声通話や Web 会議ができる Skypeにも機械翻訳を導入しました。それぞれが母国語で話しても会話することが可能です。機械翻訳のライブ機能というサービスを使用すると同時に100人まで多言語で会話をすることさえ可能になりました。各国にまたがって業務を展開する企業のみなさんには朗報と言えるのではないでしょうか。
また日々の業務で時間をどう使っているか、どれだけ生産的な仕事をしているかなど、自分の働き方はわかっているようで気づいていないことも多いものです。クラウドサービスの Office 365 には働き方を分析してくれる AI エージェントがいます。マイクロソフトでは、“ AI は人間の能力を補完し補助するシステムである”と定義しています。資料:日経

AIスピーカーの個性

2018-01-28 06:05:42 | 日記
AIスピーカーの個性
米国では2017年のホリデーシーズン商戦を経て、「家庭での普及率が15%」と商品やサービスが一気に飛躍する分岐点を超えたとの調査結果も出ているAIスピーカー(スマートスピーカー)。国内でも年末商戦の注目商品の一つとなった。日経テクノロジーオンライン編集部は代表的な3機種について、音声認識や対話機能を中心にテストを実施。連載の第2回となる今回は、対話技術の専門家とともに各機の「個性」をさらに探ってみた。
「マスターズ(米国で開催される男子ゴルフのメジャー選手権の1つ)の優勝者は誰?」。
 「セルヒオ・ガルシアです」。ゴルフ好きでないとなかなか即答できない質問にこう答えたのは、米グーグルの「グーグルホーム」。
 「東京の最低賃金はいくら?」との問いかけに、まるでこちらの意図を見透かしたかのように書籍『小さな会社の正しい給料の下げ方・人件費の減らし方』『21世紀の不平等』の購入を薦めてきたのは米アマゾン・ドット・コムの「アマゾンエコー」。
 そして「冬が寒いのはなぜ?」という問いを愚痴と認識し、「風邪をひかないように気を付けないとですね」と、はぐらかすような寄り添うような“態度”を示したのは LINEの「クローバウェーブ」――。
日本で販売されている“三大AIスピーカー”に対して編集部が行ったテストから、3機種の明確に異なる個性が浮き彫りになった。その個性は、AIスピーカーを開発する各社のビジネスモデルを色濃く反映している。ネット検索を基軸とした広告ビジネスを手掛けるグーグルの製品は何でも「検索」して調べようとするし、アマゾン・ドット・コムの製品は何かとアマゾンでの「通販」に引き込もうとする。そして、国内のテキストチャットで圧倒的な存在感を誇るLINEの製品は、しきりに「雑談」を仕掛ける。
対話性能を探るためには各種の質問に加えて、雑談を仕掛けた時の応答内容を検証するのが望ましいという。資料:日経