源氏物語・『花の宴、』
光源氏と弘徽殿の女御の妹
(右大臣家の六の君)のひとめぼれの恋。
源氏『梓弓 いるさの山に まどうふかな
ほの見し 月の影や 見ゆると』
返歌として六の君
『心いる方なら ませば弓張の 月なき空に
迷はましやは』
【独断の現代語訳】
光源氏「ほのかに逢った 人を訪ねあぐんで
さ迷っているのです」
返歌 「心から私を思って、いてくださるのなら
道をお迷いになることも ありますまい」
※「梓弓」弓に弦を張ったような形の月。弓形の月。月の輝く部分を、
弓とそれを張った弦にたとえた。接頭語として利用された。
源氏物語「花の宴」~続き(フェースブック)~
光源氏と弘徽殿の女御の妹
(右大臣家の六の君)のひとめぼれの恋。
源氏『梓弓 いるさの山に まどうふかな
ほの見し 月の影や 見ゆると』
返歌として六の君
『心いる方なら ませば弓張の 月なき空に
迷はましやは』
【独断の現代語訳】
光源氏「ほのかに逢った 人を訪ねあぐんで
さ迷っているのです」
返歌 「心から私を思って、いてくださるのなら
道をお迷いになることも ありますまい」
※「梓弓」弓に弦を張ったような形の月。弓形の月。月の輝く部分を、
弓とそれを張った弦にたとえた。接頭語として利用された。
源氏物語「花の宴」~続き(フェースブック)~