釣り

　日曜日には久しぶりに釣りに行った。山梨県にあるFISH ON鹿留という釣り堀で、土曜日から近くの旅館に前泊してのんびりコースにした。旅館は安いところを選んだので、食事は悲しいものがあったが、夜には蛍が飛び交っていてとてもきれいだった。天然の大きな蛍（多分ゲンジボタル）をたくさん見たのは初めてだった。子供の頃、鬼怒川の河原に小型のホタルがたくさん飛んでいるのを見た記憶があるが、ゲンジボタルは大きさも発光も格が違うという感じだった。
　肝心の釣りだが、FISH ON鹿留（ししどめ）は、釣り堀と言っても流域の長い川や池もあって、一日中楽しめる。私はもっぱら（といっても久しぶり）フライで、今回は初心者の妻に教えながらの釣りとなった。最初はやはりキャスティングがうまく行かず四苦八苦していたが、そこは釣り堀、絡まったラインをほどいている間に足元に落ちていたフライに向うあわせでかかってしまうという状況で、初心者には最適だ。日中は多少渋いが、一日中ドライに出てくる。川の上流部は、それなりに渓流っぽい雰囲気になっており、初心者以外でも楽しめる。放流している魚は、ニジマス、ヤマメ、イワナ（アメマス？）、ブルックトラウト（見なかったけど）で、状態はかなり良い。天然の渓流や湖で釣るのとはありがたみが違うが、こういう釣りもたまにはOKだ。もう少し空いていれば言うことなしだが、便利な場所にあるし仕方ないだろう。
　釣りを満喫して、帰りには少し遠回りだが川口湖畔のほうとう不動に寄ってほうとうを食べた。ここのほうとうは、一種類しかない。メニューの数でごまかさないのが潔い。最初は富士吉田市出身の知り合いの勧めで７～８年前に行ったのだが、とにかくうまいので、河口湖方面に行ったら必ず寄るようにしている。売切れてしまうのか、早仕舞いすることもあるようなので、夕食に行く場合は、要チェック。
　やっぱり、週末は楽しまなくてはならない。何のために働いて稼いでいるのか、たまにはありがたみを実感せねば、モチベーションもさがるというものだ。そう言う意味で、とても良い週末だった。