なんか疲れた

Bullshit, crap, whatever you want to call it.

Chironomid fly

2005-09-30 | Fishing
 カナダの友人、ケンのお父さんから、ブリティッシュ・コロンビア州(BC)で、最近流行ってきているというchironomidというフライを使う釣り方の話を聞いた。
 湖で大物のマスを狙うときには、ドライではなかなか出ないので、シンキング・ラインでストリーマー等のウエットフライを沈めて釣ることが多い。今までケンのお父さんは、深いほど大物がいると思って、出来るだけ深く沈めて釣っていたそうなのだが、余り深くなると溶存酸素濃度が低くなり魚が住めない環境になるので、深すぎるのも良くない。そこで、ちょうどいい水深(タナ)にウエットをサスペンドさせて釣る方法が流行りつつあるそうだ。
 実はこれは、日本の管理釣り場でもよく見る釣り方なのだが、要はリーダーを長くとってインジケーターをつけてchironomidのエマージャーを使って釣る、浮き釣りの様なやり方である。ただし日本の管理釣り場とはスケールが違うのが、リーダーを20~30フィートもとることで、かつ遠投しなくてはならないそうだ。必然的にキャスティングは難しくなるらしい。また、フライが沈むのにも時間がかかるし、アタリもとり難いということだ。
 Chironomidはユスリカの水棲幼虫のことらしい。画像がないのでフライの形状を文章で説明すると、#16~#18くらいの小型のロングシャンクのフックの頭に重りのためのビーズをつけて、その後ろにピーコック・ハールをちょこっと巻いて、ボディーは濃い赤や緑のティンセルを巻いた上に細いワイヤーを螺旋に巻くだけ。テールもないしシンプルだ。エマージャーだと聞いたが、特にふ化を模した形状ではない。
 リーダーは6~8Xと細いものを使う。食いをよくすることと、フライが小さいので仕方ないが、この仕掛けで60cmオーバーのトラウト(主にレインボーかカットスロート)をあげるには数十分かかることもあるという。雑に扱うと、簡単にフックが伸びたりリーダーが切れてしまうらしい。
 季節は7月頃がベストだという。Kamloopsの近辺には、日本で言えば箱根や日光にあるような湖がゴロゴロしている。しかも、おみやげ屋や安っぽいホテルなどで景観が台無しになったショボイ湖ではなく、素晴らしい自然の景色の中での釣りだ。是非とも近いうちにchromidでの釣りを試してみたいものだ。考えただけで、トリップしてしまいそうだ。



よかったらクリックお願いします。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿