外臺の圃場整備が着々と進んでいる。
《1 》(平成29年2月18日撮影)
《2 》(平成29年2月18日撮影)
さぞかし附近の農家の人達も喜んでいるだろうと思っていたが、私は自分の浅はかさを知った。
お話しをお訊きしたそのご老人は、圃場整備がされたからといってちっとも喜んでなどいなかった。
そうか、そういう図式だったのか。この外臺の圃場整備は農家のためではなく、土建屋のためだったのかということを初めて知らされ、私は頭を殴られた気がした。
そういえば、この辺りは、
《3 初夏には麦秋が拡がり》(平成23年7月5日撮影)
《4 でっかい合歓木が見事》(平成28年7月16日撮影)
だったのだが、もう二度とこのような光景を目の当たりにすることはできなくなってしまった。
おそらく賢治は、この外臺のていたらくを見て嘆き悲しんでいるに違いない。だから賢治は言っているはずだ、
やつらにもうこれからは騙されるなよ。
と。そして私は、賢治の夢を奪ったのが誰かということをよ~く理解できた。
”検証「羅須地人協会時代」”のトップに戻る。
《鈴木 守著作新刊案内》
この度、お知らせしておりました『「羅須地人協会時代」再検証-「賢治研究」の更なる発展のために-』が出来いたしました。
◇『「羅須地人協会時代」再検証-「賢治研究」の更なる発展のために-』(定価 500円、税込み)
本書の購入をご希望なさる方がおられましたならば、葉書か電話にて下記にその旨をご連絡していただければまず本書を郵送いたします。到着後、その代金として500円(送料込)分の郵便切手をお送り下さい。
〒025-0068 岩手県花巻市下幅21-11 鈴木 守
電話 0198-24-9813
なお、本書は拙ブログ『宮澤賢治の里より』あるいは『みちのくの山野草』に所収の、
『「羅須地人協会時代」検証―常識でこそ見えてくる―』
のダイジェスト版です。さらに詳しく知りたい方は拙ブログにてご覧下さい。
また、『「羅須地人協会時代」検証―常識でこそ見えてくる―』はブログ上の出版ゆえ、紙媒体のものはございません。
《鈴木 守著作既刊案内》
◇『「涙ヲ流サナカッタ」賢治の悔い』(定価 500円、税込)
ご注文の仕方は上と同様です。
なお、こちらは『宮沢賢治イーハトーブ館』においても販売しております。
☆『「涙ヲ流サナカッタ」賢治の悔い』 ☆『宮澤賢治と高瀬露』(上田哲との共著) ★『「羅須地人協会時代」検証』(電子出版)
『羅須地人協会の真実―賢治昭和二年の上京―』、『宮澤賢治と高瀬露』のご注文につきましても上と同様ですが、こちらの場合はそれぞれ1,000円分(送料込)の郵便切手をお送り下さい。また、こちらも『宮沢賢治イーハトーブ館』において販売しております。
☆『賢治と一緒に暮らした男-千葉恭を尋ねて-』 ☆『羅須地人協会の真実-賢治昭和2年の上京-』 ☆『羅須地人協会の終焉-その真実-』
ただし、『賢治と一緒に暮らした男-千葉恭を尋ねて-』は在庫がございません。
《1 》(平成29年2月18日撮影)
《2 》(平成29年2月18日撮影)
さぞかし附近の農家の人達も喜んでいるだろうと思っていたが、私は自分の浅はかさを知った。
お話しをお訊きしたそのご老人は、圃場整備がされたからといってちっとも喜んでなどいなかった。
やむを得ずその整備事業に従っているだけであり、米余りの今の時代に何で新たに田圃を作らねばならないのか。そもそも、新たに田圃が増えたからといって肝心の跡継ぎもいない。一体誰が耕すというのか、そしてこの悩みは自分だけではない周りの農家は殆どそうだ。その挙げ句、米の値段はかつての半分以下になってしまった。
と嘆き、 こんなことをしたって、誰一人農家の人は喜んでなどいない。喜んでいるのは、圃場整備に関わっている土建屋だけだ。儲かるのはそいつらだけだ。
と吐き捨てるように言っていた。そうか、そういう図式だったのか。この外臺の圃場整備は農家のためではなく、土建屋のためだったのかということを初めて知らされ、私は頭を殴られた気がした。
そういえば、この辺りは、
《3 初夏には麦秋が拡がり》(平成23年7月5日撮影)
《4 でっかい合歓木が見事》(平成28年7月16日撮影)
だったのだが、もう二度とこのような光景を目の当たりにすることはできなくなってしまった。
おそらく賢治は、この外臺のていたらくを見て嘆き悲しんでいるに違いない。だから賢治は言っているはずだ、
やつらにもうこれからは騙されるなよ。
と。そして私は、賢治の夢を奪ったのが誰かということをよ~く理解できた。
”検証「羅須地人協会時代」”のトップに戻る。
《鈴木 守著作新刊案内》
この度、お知らせしておりました『「羅須地人協会時代」再検証-「賢治研究」の更なる発展のために-』が出来いたしました。
◇『「羅須地人協会時代」再検証-「賢治研究」の更なる発展のために-』(定価 500円、税込み)
本書の購入をご希望なさる方がおられましたならば、葉書か電話にて下記にその旨をご連絡していただければまず本書を郵送いたします。到着後、その代金として500円(送料込)分の郵便切手をお送り下さい。
〒025-0068 岩手県花巻市下幅21-11 鈴木 守
電話 0198-24-9813
なお、本書は拙ブログ『宮澤賢治の里より』あるいは『みちのくの山野草』に所収の、
『「羅須地人協会時代」検証―常識でこそ見えてくる―』
のダイジェスト版です。さらに詳しく知りたい方は拙ブログにてご覧下さい。
また、『「羅須地人協会時代」検証―常識でこそ見えてくる―』はブログ上の出版ゆえ、紙媒体のものはございません。
《鈴木 守著作既刊案内》
◇『「涙ヲ流サナカッタ」賢治の悔い』(定価 500円、税込)
ご注文の仕方は上と同様です。
なお、こちらは『宮沢賢治イーハトーブ館』においても販売しております。
☆『「涙ヲ流サナカッタ」賢治の悔い』 ☆『宮澤賢治と高瀬露』(上田哲との共著) ★『「羅須地人協会時代」検証』(電子出版)
『羅須地人協会の真実―賢治昭和二年の上京―』、『宮澤賢治と高瀬露』のご注文につきましても上と同様ですが、こちらの場合はそれぞれ1,000円分(送料込)の郵便切手をお送り下さい。また、こちらも『宮沢賢治イーハトーブ館』において販売しております。
☆『賢治と一緒に暮らした男-千葉恭を尋ねて-』 ☆『羅須地人協会の真実-賢治昭和2年の上京-』 ☆『羅須地人協会の終焉-その真実-』
ただし、『賢治と一緒に暮らした男-千葉恭を尋ねて-』は在庫がございません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます