すずか*ぜ便り

季節の花や風景、美味しいものなど、日々の暮らしで見つけたものを気ままに撮っています。

星組『眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~』『Ray -星の光線-』・ライブ配信

2020-08-03 | 観劇&映画のこと

 

 

 

公演休止となっていた東京宝塚劇場ですが、

7月31日に星組公演初日の幕が開き、

翌8月1日、

嬉しいことに全編ライブ配信がされました。

 

コロナ禍が治まるまでは劇場へは行けそうもない、

県内の映画館での千秋楽ライブ中継もちょっと・・・

当分舞台は観られないかも、と寂しく思っていた私ですから

もちろん飛びつきました。

家にいながら今上演されている舞台が観られること、

もうもうありがたさしかありません。

 

幻想歌舞録

『眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~』
作・演出・振付/謝 珠栄
 

紀元前の中国大陸に西の地からやってきた流浪の民“汶(ブン)族”は、彼らの神“瑠璃瑠(ルリル)”の使いに導かれ、豊かな自然と土壌を持つ“亜里(アリ)”という地にたどり着いた。そしてその地に「汶(ブン)」という小国を築きあげる。
紀元前800年頃、勢力を拡大する周の国は、汶族の首領・麻蘭(マラン)を征討し、汶を攻略。ここに汶族は周国の統治下に置かれる。その美しい亜里の地に、数々の戦の手柄を持ち麻蘭征伐の勇者と称えられる管武将軍と共に、新しく大夫となった丹礼真(タンレイシン)が赴く。志し熱く理想にもえる礼真は、敬愛する将軍から汶族の聖地と呼ばれる“眩耀の谷”の探索を命じられる。汶族の残党(麻蘭の手下)が潜んでいるというのが名目上だが、周国王宣王は、谷にある黄金が目的。そんなこととは露知らず礼真は、ある日神の使いの幻を追ううちに、一人の汶族の男と遭遇し、眩耀の谷を見つけることができる。しかしそこで出会った汶族の舞姫・瞳花(トウカ)とその男により、礼真の運命は思いもかけぬ方向に流されていく。母国を信じる礼真に待ち受ける試練とは、そして希望とは…。
謝珠栄氏が礼真琴と舞空瞳を中心とする新生星組のために書き下ろす、幻想的な歴史ファンタジーにご期待下さい。

(宝塚歌劇HPより)

 

星組公演『眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~』『Ray -星の光線-』初日舞台映像(ロング)

 

新トップコンビ大劇場お披露目公演です。

(以下、ネタバレごめんなさい)

 

周の大夫である礼真(礼真琴)が実は汶族の王の末裔で

最終的には(たぶん)汶族の王となる、という

簡単にいえば英雄譚です。

(でも、礼真は英雄らしさはなく常に気弱に迷う

 

多少強引な流れや

え?な演出もあったけれど

(汶族が宝として大事に守ってきた谷の黄金が

実は偽物だった、は汶族かわいそうすぎる

全体的なストーリーはまあまあわかりやすく

悪役のさじ加減もよく面白かったと思えるのは

演者の力あってこそでしょうか。

 

周の王役のみつるくん(華形ひかる)はこの公演で退団なのに

最後の役が欲に目がくらんだ王様

もうちょっと華のある役にしてほしかったよね。

 

専科から異動して星組にやってきた2番手の愛ちゃん(愛月ひかる)。

宙組での快演が強く印象に残っていますが、

周の将軍役、悪役ですけど貫禄があってさすがでした。

 

礼真の母役は組長ゆずみさん(万里柚美)。

さゆちゃん(紅ゆずる)の後を継いだ

こっちゃん(礼真琴)のお披露目を見届けての専科異動になるんですね。

本当に星組の母でした。

いなくなるのはやっぱり寂しい。

 

3番手のせおっち(瀬央ゆりあ)は

謎の男・実は瞳花(舞空瞳)の生死不明の兄・汶族の王役。

‘王’感がしっかり出ていて

いろいろな部分でますます熟してきた感じ。

よかったです。

 

ストーリーテラーとして通して登場するくらっち(有沙瞳)が

実は礼真と瞳花の娘とわかって幕。

そうくるか~、なオチでした。

 

巫女役のみのりちゃん(音波みのり)もですけど、

娘役さんの充実も私的には押しポイント。

 

それにしても、

相変わらずこっちゃんのダンスは軽やか。

(重く作ってはいないだろうけど)鎧を着けての剣舞もキレキレでした。

 

歌って踊れるトップのもと、

パワフルでスピーディーなショーは

(私は)完全に置いて行かれました。

 

それぞれの見せ場が多かった印象はありますが、

終わってみれば

あれ?どんなだったん?状態なので

すみません、語れないです

 

ただ首席入団同士の新トップコンビは

二人とも踊れて技術的には不安はありませんから、

これからのショーも大いに楽しめることは確か。

もっとラブラブ感が出てくれば、と期待します。

 

実力派トップが率い

フレッシュなメンバーに

(私が知らなかっただけの若手さんたちですけど)

要所を締めてくれる愛ちゃんを加えた星組、

引き続き楽しみな組であったのが嬉しい限りです。

 

今の星組の姿を見て

さゆちゃんも安心したのではないでしょうか。

 

久しぶりの舞台をウルウルしながら堪能し、

行き帰りの大変さもなく、終われば即家。

ライブ配信はコロナが去ってもやってもらいたいくらい。

 

まあ、それはそれとして、

早く生舞台が観られる日が来ますように・・・

 

(とりあえず、みつるくんのラストデイを見届けたいので

千秋楽ライブ配信をポチりました)

 

(元写真がどこか行っちゃってサイズ小さめです

 

 

ショー「Ray」にちなんで

過去記事より薄明光線と天使のはしご。

 

(思い出しながら、ちょこちょこと書き加えました)



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