(あやめ)
花菖蒲が出たところで
おなじアヤメ科の花を。
菖蒲と書いて‘あやめ’と呼ぶのもややこしいですが、
アヤメ、カキツバタ、ハナショウブは
姿が似ていて
知らないと見分けが難しい花ですよね。
これがカキツバタ。
アヤメは花弁に網目模様、
カキツバタは白いライン、
ハナショウブは黄色が入るのが見分け方だそう。
クリンソウに会いに行った植物園では
アヤメとカキツバタの中に
アクセント的にキショウブが咲いていました。
アヤメもカキツバタも
花菖蒲より控えめな感じが日本的でいいですね。
昔、中学生の頃だったか
尾形光琳の「燕子花(かきつばた)図屏風」の絵柄を
模写したことを思い出しました。
上の写真はアヤメですけど
<日光市・「上三依(かみみより)水生植物園」にて>
ちなみに
‘いずれ菖蒲か杜若’ということわざは
どちらも美しく、甲乙つけがたい、という意味ですが、
現在はあまり聞かなくなりましたね。