目指せ!ツール・ド・モンブラン。

フランス・イタリア・スイスを巡る旅「ウルトラトレイル・ド・モンブラン」UTMB他大会やハワイトレイル、国内のラン旅など。

富士山を汚すのは誰か 清掃登山と環境問題 

2008-11-11 | 本の山
うちのベランダからは空気が澄んでると富士山が少し見えます。その富士山が今、ごみの問題で大変らしい。「富士山を汚すのは誰か」(野口健著・角川oneテーマ21文庫)は登山家の野口健氏が富士山のごみの問題、そして世界の環境問題を綴った本です。

この本はゆぅさんから教わりました。大手の本屋を数軒回りましたが欠品状態(皆さん読んでるのかな?)~。ようやく見つけて読んでみます。
「日本人は、富士山に自然を求めて行くんじゃなく観光地として行きたがる。」う~ん。確かに僕も去年登った時は話題のスポットに行くような気分で登ったぞ・・。さらに野口氏は言います。「挨拶の途切れ目がごみの始まり。」頂上から下界に行くに従って観光客が増え、挨拶がなくなり、それにつれてゴミも増えるとのことです。フム・そうかもしんない。

僕はハセツネを完走した週末、日の出山や大岳山へ出かけた際ビニール袋を持っていった。(都岳連の清掃登山は都合が悪く参加出来なかったので、前日の土曜日に勝手に清掃登山でした) ハセツネでお世話になったからか、はたまた山への感謝の気持ちか自然と足が奥多摩に向きました。
どちらかといえば僕は環境問題とかは疎いほうだ。それがトレイルランニングを始め、奥多摩によく行くようになると、奥多摩の自然が愛しく思えるようになったのだ!(気づけば隣のクラスのあの子が急に可愛く見えてきたみたいな?違うか!)愛しくなればやさしくしたい。

今年はトレランのおかげで山と少し友達になれた。これからもこの関係を無理のないペースで深めていければと思う。その中で自然からもらえること・自然にしてあげられることを自分なりに考えてみよう。そう思いながらこの本を読み終えました。

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