気ままな遍路人

人生いろいろ…徒然な日記

亡き親父の声

2007-09-29 00:18:48 | 不思議体験

私の父親は亡くなって21年になります。亡くなった当時から49日まで毎夜の如く、私の枕元に現れてました。


当初、お墓ではなく骨堂に納骨する予定でした。お寺の住職に空いているところを相談する直前の夜に父が現れ、夢の中で私を骨堂へ連れて行き、父はある場所を指して「ここにしてくれ。」と言った次の瞬間に目が覚め、朝になって母にその夢のことを話していたら、お寺から連絡があり、骨堂が3箇所空いているので選んでほしいという内容でした。


もしやと思い、お寺に行って見ると正に夢で見た場所がその3箇所に含まれていました。母と顔を見合わせ話し合うこともなく、即座にその場所を選び納骨することとなりました。こんな楽なことはありません。父が入りたいところに入れてあげれるのだから・・・。


その数年後には、お墓を建立し遺骨を移しました。その後、2度の大地震に見舞われましたが、父の墓は1mmたりともズレルことなく安心していました。


それからは父が現れることも少なくなり、日々暮らしていたところ、3度目の大地震が発生しました。過去2回の地震でも被害がなかったので大丈夫だろうと思っていたら、父の声が聞こえ「墓にすぐ来い。」と言うのです。


まさかと思いましたが行って見ると見事に墓の棹が崩れていました。とても自分一人の力ではどうする事もできなく、せめても逆さになっている棹の部分だけでも、直したいと思っていたら運良く近くに墓を立てた業者のトラックが(しかもクレーン付き)通りかかり、声をかけたらすぐ直してくれました。本格的な修理はその後にしました。


後になって解ったのですが、墓修理の順番待ちで予約が殺到し、業者が現場状況を確認するのに偶々通りかかっていたのが解りました。


きっと、父がその時刻に私に声をかけたのは、トラックが通るのを見計らっていたからだと推測します。


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