気ままな遍路人

人生いろいろ…徒然な日記

気がついてほしい・・・けど。

2008-07-31 00:32:51 | 日記

知人が次のようなことを言いました。「両親とも亡くなってしまったので、生まれ育った家を処分したい。」・・・ここまでの話しだったら、何の問題も無かったのです。


そこで、私もついつい「それで、仏壇はいつ動かすの?」と聞くと、「仏壇は持っていかない、自宅は狭くて置く場所がないから・・・。」と言うのです。「おいおい、それはないだろ!両親の位牌はどうするんだ!」と私・・・・。

「生前、親父には散々苦労を掛けられた・・・死んだ後まで苦労を掛けられたくない。」と言うのです。「まぁ、位牌を処分するのは気が引けるので、位牌だけ持っていこうと思っているよ。棚の上にでも置いとくよ。」とまで付け加える始末・・・。

私は色々説いたが、知人は聞く耳持たず状態。

私は、「いくら、生前迷惑を掛けられたか知りませんが、仏様になったら話しは別です。丁寧に扱わなければ、成仏できないですよ。また、御先祖様を否定するということは自分を否定することになるのですよ。」と言いました。

でも、かなり心が歪んでいるのか、一向に考え直す気がないようです。私は「今後、貴方には会いたくないです。会うたびに仏様のことを言わなければならないので・・・。」と伝え、お帰り願いました。

今回の会話を終えて・・・非常に悲しいことです。彼をここまでの感情にさせたものは、いったい何なのでしょうか?苦労を掛けさせられたと言うが、彼自身だって親に苦労を掛けてきたことを自覚して無いわけではないはずなのに・・・。自分の非は認めない、ご都合主義の典型です。

彼のこれからの人生が心配です。色々と多難が待ち受けていることでしょう。

合掌・・・。