今日は私の父親の23回忌法要を行いました。父は昭和61年6月11日に亡くなりました。6月11日というと実は私の誕生日でもあります。要するに父親の祥月命日は私の誕生日でもあるということです。
22年前の6月11日から、私の誕生日には「おめでとう」ではなく、お坊さんのお経が唱えられる日となりました。父の誕生日は6月12日ですから、あと6時間頑張れば自分の誕生日に亡くなったものを前日の私の誕生日に合わせるとは、きっと父は自分の命日を忘れないでくれという気持ちだったのでしょう。
今日は母と私と嫁の3人で23回忌を執り行い亡き父親を偲びました。父親との思い出は楽しい思い出ばかりです。特に他人の悪口を絶対に言わない人でしたから、父の周囲での争い事は皆無に等しく、私は子供ながらに「あぁ、私も大人になったら父のようになりたい。」と思っていました。
大人になって社会に出てみると、他人の事をとやかく言わないで過ごすということは、簡単なことではないと改めて父親の仏のような心構えに脱帽したものです。
今日の23回忌法要を終えて、私はまだまだ修行が足りないと実感し、明日からまた黙々と精神鍛錬に精進することを父親に誓いました。