気ままな遍路人

人生いろいろ…徒然な日記

適材適所。

2008-04-19 10:33:22 | 日記

「聖君、その性を奪わずして所を得しむ」・・・遍照発揮性霊集より

会社経営上に解釈すると、「優れた経営者は、個々の適正を生かして気持ち良く働かせる」となります。人間には誰しも長所・短所があります。経営者の中には、その長短を考えず闇雲に自分のやり方を押し付けてしまう人がいます。

適材適所という言葉を良く耳にしますが、本当に個々人を見極めて会社経営に反映されている会社は何社あるのでしょう・・・。小さい会社はともかく、大きい会社になればなるほど、末端の社員までは目が届きにくくなります。規模の小さい内に徹底して、人間味溢れる情を社員に施し社員の意見を真摯に受け止め、各々の性格を把握することが大切です。

条件(給料)がいいからという社員より、この社長について行きたいからという社員を育成することが、これから生き残るための強い味方となるのです。

個人経営の会社は特に注意しなければなりません。会社はお友達サークルではないのです。利益を上げなければ駄目なのです。経営者として、指導するところは毅然とした態度で実行しなければなりません。その時にも漠然と理想論を語るのではなく、結果が見える指導をしなければ意味がありません。

社員の資質を見極めるということは大変に難しいこととは思いますが、伸びる会社の経営者は、この能力を持たれている方が多いです。

経営者の方々、聞き耳を立てて社員の会話を注意深く聞いてみて下さい。ヒントは近くにあります。