わてが丁稚の定吉だす。
3月11日公開のエミリー・ローズの試写会に行って来ました。
宣伝ではよくあるホラー映画にしか見えないのですが、実際はなかなかどうして見応えのある法廷劇でした。
悪魔祓いに失敗して若い女性を死なせてしまった神父が過失致死罪で起訴され、敏腕女性弁護士が弁護しますが、彼女の依頼人は神父に証言して欲しくないカトリック教会。しかし彼女も悪魔に撒きこまれ、真実を追い求める立場になります。
被害者のエミリー・ローズの視点から再現した場面がホラーの主たる場面で、全体の割合からすると3分の1程度でしょうか。
だからこそ恐い。
ホラー映画にありがちな徹頭徹尾観客を恐がらせようとして観客が恐がり慣れてしまうようなところが一切なく、まったく恐くない平穏な法廷の場面とのコントラストで恐さがピンポイントで攻めてくるような感じです。しかも演出がツボを押さえてますしね。
法廷劇という観点から見ると判事の存在が大きいです。この判事の裁判の進め方が最終的にああいう結末を産んだわけで、この判事の選出には神とか悪魔とかの力が働いていたんでしょうかね?そういった部分も含めてDVDが出たら繰り返し見て検証してみたいような感じでした。
冒頭からの重低音を中心とした音響が実にいい雰囲気を醸しだし、悪魔祓いというショッキングな設定、恐怖と平穏のバランス、悪魔の仕業を確信させる演技・演出、悪魔・依頼者・上司との戦い、そして生きて死ぬ意義、ここ最近見たホラー映画との格の違いをまざまざと見せつけてくれる作品でした。
3月11日公開のエミリー・ローズの試写会に行って来ました。
宣伝ではよくあるホラー映画にしか見えないのですが、実際はなかなかどうして見応えのある法廷劇でした。
悪魔祓いに失敗して若い女性を死なせてしまった神父が過失致死罪で起訴され、敏腕女性弁護士が弁護しますが、彼女の依頼人は神父に証言して欲しくないカトリック教会。しかし彼女も悪魔に撒きこまれ、真実を追い求める立場になります。
被害者のエミリー・ローズの視点から再現した場面がホラーの主たる場面で、全体の割合からすると3分の1程度でしょうか。
だからこそ恐い。
ホラー映画にありがちな徹頭徹尾観客を恐がらせようとして観客が恐がり慣れてしまうようなところが一切なく、まったく恐くない平穏な法廷の場面とのコントラストで恐さがピンポイントで攻めてくるような感じです。しかも演出がツボを押さえてますしね。
法廷劇という観点から見ると判事の存在が大きいです。この判事の裁判の進め方が最終的にああいう結末を産んだわけで、この判事の選出には神とか悪魔とかの力が働いていたんでしょうかね?そういった部分も含めてDVDが出たら繰り返し見て検証してみたいような感じでした。
冒頭からの重低音を中心とした音響が実にいい雰囲気を醸しだし、悪魔祓いというショッキングな設定、恐怖と平穏のバランス、悪魔の仕業を確信させる演技・演出、悪魔・依頼者・上司との戦い、そして生きて死ぬ意義、ここ最近見たホラー映画との格の違いをまざまざと見せつけてくれる作品でした。