【写真:ラハティのシンボル・3本のジャンプ台】
写真を差し替えました (2月17日)
写真を差し替えました (2月17日)
今朝、TV朝日の「スーパーモーニング」でFlying Finn(空飛ぶフィンランド人)と呼ばれた最強のジャンパー、マッティ・ニュカネン(Matti Nykänen : Jyväskylä 出身1963年7月17日生まれ)のことが取り上げられていた。
なんで? と、思ったら、
どうやら昨日のトリノ五輪でコンバインド団体が強風でキャンセルとなったので、その時間を埋め合わせるための「埋め草(うめぐさ)」だったようだ。
内容的には、彼の栄光と転落の人生が語られたものだ。
1980年代、彼は、向かうところ敵なしのスキー・ジャンパーで、フィンランドの英雄となった。が、ひとたびスキーを離れると言動や行動、そして酒グセの悪さは、日本でも話題になっていた。引退後はロック歌手でデビューしたが、それも一発屋で終わった。その後は転落の人生をたどり続け、酒に溺れ、金に困って金メダルも売りに出す始末。その間、結婚と離婚を繰り返し、生活は日に日にすさんでいった。
そして、ついには4度目の妻への暴行傷害事件で有罪となり服役、一昨年出所した。
しかし、そんなニュカネンなのに多くのフィンランド人は、彼を愛しているようだ。
確かに、私のスキー応援友達のフィンランド人も彼のことを自慢していた。それほど彼は、多くのフィンランド人を魅了し、誇らしさを持たせたのだろう。ジャンプ以外の部分で彼に起きたことは、彼を全否定するまでには至ってないようだ。
番組の最後で、彼の波瀾万丈の半生を映画にした「Matti」の紹介があった。ニュカネン自身が映画製作に関わらないという条件で作られたそうだ。ちなみに、日本での公開の話は無いという。
ただ、DVDとビデオは彼の地で販売されているということなので、 知り合いの中で誰か買う人はいないだろうか?
ビデオ・フォーマットが日本と違うので、ワールド・ワイドタイプのビデオまたはDVDデッキじゃないと見られないけど、DVD-ROM対応のパソコンならちゃんと見られますよ!
※修正済みだが、さきほどまで Flying Finn を間違って Fling Finn と入力していた。
fling には“(牢獄に)ぶちこむ”という意がある。まんざら、間違ってないかも?!
私もフィンランド好きで、今回のオリンピックもフィンランドを応援しています。
サルミアッキにはまだ挑戦できていません…。入手すらできていません。
スーパーモーニングのニッカネン(ニュカネンの方がフィンランド語の発音に近いのでしょうか)の特集を、私も観ました。
彼の当時の活躍をこれまで知らなかったのですが、フィンランドにとっては英雄そのもの。
そんな彼がジャンプ以外の場で起こした事件に、本当に驚きました。
フィンランドの人たちはそれを知っていて、それでもニュカネンを敬愛している。
日本では考えられないなぁと感心してしまいました。
解説の人が「ニュカネンはきわめて素朴な人間」というようなことを言っていましたが、とてもフィンランド人らしいなと感じました。
そんなところをフィンランドの人々は見抜いているのかもしれませんね。
長文失礼しました。
文中では、フィンランド語の発音に近いニュカネンしました。と、いうのも、わけがあります。
昨年、久々にLahtiのワールドカップで、フィンランドの応援友達に再会し、一緒に日本とフィンランドの選手を応援しました。
後日彼等の家に招待され、夕食の後で過去の名選手の話をしていた時に、ニュカネンの話が出てきました。私は、それまでニュカネン(NYKÄNEN)は、ニッカネンであり、綴りもNIKKANENと思い込んでいました。
それで、なかなか通じ合えなかった経験があったので、以後なるべく現地での呼び方に近い表現をするようにしました。
いったい誰が、ニッカネンって呼び始めたんでしょうかね!
そういえば、KIRVESNIEMIもキルビスニエミという書き方をされていましたっけ!
またカキコお願いしますね!
では。