時速１０万キロだ「地球号」

本日は秋分。
毎日続けている「フィンランドの日の出、日の入り」でも、北端のウツヨキから南端のヘルシンキ、そしてここ東京においても日の長さがほとんど変わらなくなった。

“それが、秋分さ”と言えばそれまでだが、ここ数日太陽の周りを回る地球をイメージすることが何度となくあった。

地球の自転軸が一回まわると１日となり、地球が太陽の周りをひと回りすると１年となる。
地球から太陽までの距離は１億５千万キロ、直径にすると約３億キロのほぼ円に近い楕円軌道を回り続けている。
その円周の長さは、約９億４千万キロ、これを１年＝３６５日で割ると、軌道上で１日あたり２５８万キロ進んでいることになる。
これを更に１時間あたりでみると１０万７千５百キロとなる。

ということで、「我らが地球号」は時速１０万キロを越える猛スピードで太陽の周りをぐるぐるかっ飛ばしているのだ。

自分がこんな想像も付かないような猛スピードの中いると思うと、不思議な気分になる。天文写真を見たりして、そのスケールの大きさに気が遠くなることがあるが、地球もなかなかやるな！

☆これからの「フィンランドの日の出、日の入り」でのお楽しみは、北極圏に訪れる極夜（太陽が終日顔を出さない日）がいつ頃から始まるかだ。

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フィンランドの日の出、日の入り

2006年9月23日（土）

場　　所	日の出	日の入り	日の長さ	前日比
UTSJOKI　ウツヨキ フィンランド北端部　北緯69度45分	06時56分	19時11分	12時間15分	-9分
SAARISELKÄ　サーリセルカ ラップランドのリゾート地　北緯68度20分	06時55分	19時09分	12時間14分	-8分
SODANKYLÄ　ソダンキュラ ラップランド　北緯67度22分	06時59分	19時12分	12時間13分	-8分
ROVANIEMI　ロヴァニエミ 北極圏の南8Kmラップランド最大の都市　北緯66度33分	07時03分	19時16分	12時間13分	-8分
OULU　オウル フィンランド北部の大都市　北緯65度00分	07時04分	19時16分	12時間12分	-7分
HELSINKI　ヘルシンキ フィンランド南端部　北緯60度10分	07時07分	19時19分	12時間11分	-5分
東京 日本　北緯35度40分	05時29分	17時37分	12時間08分	-3分

※上記の時間は、FINNISH METEOROGICAL INSTITUTE のデータを基に作成致しました。
比較対照用に東京の日の出、日の入りを追加。（国立天文台天文情報センター暦計算室より）
※表の上から下に行くに連れて緯度が低くなっています。薄い黄色地の都市はラップランド（北極圏）の地域です。
注：フィンランドとの時差は現在夏時間なので-6時間。