limp bizkitにウェスが復帰ですよ、奥さん!
まぁ、マイク・スミスは悪くはなかったんですが、それだけです。あまりに普通すぎました。limpはウェスの変態的なフレージングがあって初めてlimpだったわけで、そこが他のバンドとの決定的な差別化要因になっていました。そこがなくなったらセールスも落ち込むっつうものよ。
で、今回の復帰と相成ったわけでニューアルバムを聞いてみたとですよ。
う~ん
3rdみたい。(ホントはそうともいえない)
確かにウェスのギターだし、カコイイ(・∀・)イイ!!
でも、彼の頭の中から一番いろんなフレーズが溢れだしていて、それがハマってた時期ってのがやっぱり2ndの頃だと思うわけで、そこと比べるのはやはり酷なんでしょうか?
でも、これでも充分すぎるほど良いので、しばらくはiPodでヘヴィローテーションとなるのは確実かと。この前まで
飯島真理とか聴いてたくせにね。
全体的な印象としては3rdと4thの間だって感じでしょうか? hip-hopの要素を以前より強く取り入れた3rdに対して、ストレートなハードコアな感じの4th、この二つが両極端だとすると全体的なトーンは4thの方に近いですが、ギターサウンドはやっぱりウェスだから3rdって感じ。
う~ん、わかりづらいッスね。
個人的にウェスが一度limpを辞めたのは3rd以降の過度なhip-hopへの傾倒が合ったんじゃないかと思てるわけですよ。そこに不満が募ってしまったがために辞めちゃったと。で、後任入れたものの新しいギターは基本的にハードコア一辺倒な人だったのでhip-hopな要素はかなり薄れてしまったと。こうなるとlimpをlimpたらしめていたハードコアとhip-hopの融合っつう要素がガクンと減っちゃうわけで、そりゃ売れんて。(確かにそれらしい曲もあったけど、全然良くなかった)
で、そうなるとやっぱりそういうサウンドに合うウェスのギターがいいやということで今回の復活劇ということになったんじゃないかとも思ったりしてます。まぁ、こういうメンバーが復帰したバンドにありがちなのが初心に返りましょうっていうか、シンプルに逝きましょうってな路線なんですが、limpもご多分に漏れずそうなってます。なので、全体的なトーンはむしろ4thよりもストレートなハードコア寄りかもしんない。それでも今回のアルバムが「あぁ、やっぱりlimpだなぁ」って思えるのはやっぱりひとえにウェスがいるということかもしんないってわけで、改めてウェスの存在感の大きさを知ることになったアルバムといえるかもしれません。
つうことで、前作にチトがっかりした人も今回のアルバムは聴いといて損はないです。