ブログスムタ

演劇だの映像だの猫だの犬だのなんでもいくぜ!

映像と演劇と

2018-03-26 12:04:02 | 日記
そこは、台詞が飛んだ瞬間でした。

ほんの一瞬のタイムラグ。見ていた僕らは「あー出てこないんだな」と思ったのです。おそらく20人弱全員が。

引き画で撮られたそれをみんなで見ました。

あら? 別になんてことないじゃない。

引きだから? 表情がよくみえないから? いや、多分見てなくても感じたはず、あの感覚を。

教科書に載っていた油絵を思い出す。綺麗な油絵で均一に塗られたポスターの様な鮮烈な色が好きだった。
大量生産の時代に生まれたこともあり、量産される製品への憧れがあった。プラスチックばんざい。みんなと同じでバンザイ。

歳を取り、時代が普通ではないことを求め始めた。数が少ないんだぜ、からおれしか持ってないんだぜ。


改めて油絵を、本物を見る。


恐ろしい。


教科書が伝えるべきはこれだった。構図ではない。塗りではない。何か。

映像の方はきっとそれらを逆手に取り、或いは何かを誇張して作品を創るのかもしれない。

映像は限りなく難しいのではないか。


いや。絶対、映らないのではないか。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿