サカナよりは進化しているが、カメほどには恐怖を感じていない。微妙に、死の触感を遠くに感じ始めているという段階である。
尾をもつ魚のような姿から、四足を持つ姿に変化するのは、自己存在の進化の姿を現している。
存在することしかできなかった玉のような姿から、尾のような長い突起が伸びてくると、自己存在は動くことができるようになる。それがさらに高くなると、突起が4本に増えて、それぞれに機能を分け、より複雑な動きができるようになる。
陸を歩くことができるようになった自己存在は、水中から陸に乗り出し、新たな世界を見る。
進化の道筋の原型を見る存在である。