愛嬌のあるしぐさ、上手に人まねをすることなどが愛されて、よく飼育されている鳥類。
だが、その霊魂の形態は特殊である。野生下の個体と、飼育下の個体では、霊魂の種族が違う。
人間がこの鳥を飼いたいと願ったので、霊魂の世界がそれに適応したのだ。野生の霊魂ではまだ幼すぎ、籠の中の生活に耐えられないからである。
だがそれは自然の世界に無理をさせていることにもなるので、人間はインコやオウムを飼うことを、早期のうちにあきらめたほうがよい。
このように、動物を籠や檻の中で飼うことは、彼らの生を限定し、ゆがめていくことなのだということを、人間はもっと深く認識せねばならない。彼らの自然を無視して、あまり長いこと閉じ込めておくと、その霊魂の進化に痛い影響を及ぼす恐れがある。