相撲太郎

“相撲好き”の相撲マニアック日記

宝智山、悲願の関取

2006-01-25 23:07:47 | 相撲部屋探訪
 あと1勝で関取という一番を実に5度も逃してきた宝智山が、難産の末、ようやく十両昇進を果たした。昨年9月場所では東幕下3枚目で4勝を挙げ、場所後に昇進会見が設定されたものの幻に終わり、部屋に集まっていた多くの報道陣がそのまま引き返したこともあった。
 今日の会見では「一昨年九月場所、東幕下筆頭で3勝1敗から3連敗したときが一番つらかった」と目を赤らめていた。
 入門して幕下まではトントン拍子。しかし、幕下上位で何度も壁に跳ね返された。入門したばかりの澤井にけいこで歯が立たず、悔し涙を流したこともあった。琴欧州に負けず劣らず、ここ一番に硬くなる性格だが、上がってしまえば、本来の組んでよし、押してよしのスケールの大きな相撲が大きく花開くに違いない。