相撲太郎

“相撲好き”の相撲マニアック日記

新三役、露鵬

2006-02-27 23:55:26 | 小耳にはさんだ話
 「今年中に大関になりたいね」。年明けから、露鵬はそうはっきりと口にするようになった。本人は口にこそ出さないが、琴欧州に先を越された悔しさも当然、あってのことだろう。先場所初日の豪快な上手投げには、意地が感じられた。
 横綱戦には自信を持っている。昨年5月のけいこ総見では、両差しで寄って出る朝青龍を土俵際で小手に巻いて、裏返した。先場所の相撲も土俵際で、わざと脇を空けて小手投げを狙ったと言っていたが、横綱は不意に足を取ってきたため、目論みは外れた。しかし、場所を追うごとに、期待感は高まっている。冒頭の発言は、かなり現実味を帯びてきている。

減ってしまった大卒の逸材

2006-02-24 23:52:49 | 雑記
 昨年の学生横綱、日大の下田は、いまだ進路を発表していない。「就職は決めていない」と言っていたので、プロ入りは確実だと思うが、どこの部屋に入るのかという話も、伝わってこない(噂はあるが)。幕下15枚目格付け出しの資格は持つが、普天王、垣添、朝陽丸、上林、吐合、中野など、今の制度になって同資格を使ってデビューした力士で、まだ1場所で関取になったケースはない。
 内田(元大関豊山)、輪島(元横綱)、長浜(元小結豊山)、朝潮(元大関)、服部(元前頭)、久島(元前頭久島海)…。過去には学生からプロ入りした逸材は大きなスケールの選手が目立っていたが、最近の大学出は大物が皆無。新4年生を見渡しても、日大の森、山本、市原あたりは、やや決定打が足りない。東農大の田中、森下あたりが、活躍すれば、面白くなりそうなんだが…。

グルジア第4の男、春日野部屋からデビュー

2006-02-18 23:57:08 | 相撲部屋探訪
 この春場所、春日野部屋からグルジア出身のゴガゼ・レバンが初土俵を踏む予定だ。去年7月の世界ジュニア選手権で、先場所序ノ口優勝した木瀬部屋の臥牙丸らとともに来日。重量級の決勝で、埼玉栄の奥谷に敗れ2位だったが、予選では逆にうっちゃりで勝っている。191㌢、120㌔と筋肉質でやや細めの体型だが、組んでよし、突っ張ってよし(と言っても、どちらも素人に毛が生えた程度だが)のオールラウンドプレーヤーだ。
 大会を見た感想を言わせてもらえれば、臥我丸よりは、レバンのほうが、体も柔らかそうだし、日本の相撲には対応できるのではないかと感じた。
 春日野部屋からはレバン以外にも、一挙4人の高校相撲出身者が来場所入門することになっており、今の部屋の勢いそのままに、さらに活気づくことだろう。

こんなところに旭富士がいた!

2006-02-15 23:39:38 | 小耳にはさんだ話
 写真は、第63代横綱旭富士のモニュメント。場所はJR吉岡海底駅。青森県と北海道を結ぶ全長53.85キロの青函トンネル内にあり、北海道から18キロ地点の津軽海峡の海底にある駅だ。なぜこんなところに、こんなものがあるのか不明だが、思わずシャッターを押してきた。ちなみに故郷、青森・木造には旭富士が母校の木造中学に屋根つきの土俵を作っており、そこで毎年8月に旭富士杯という子供の相撲大会が催される。ちょうど同じ時期、安治川部屋の力士たちも、毎年、木造へ合宿に来ている。
 そういえば、2月上旬、旭富士の安治川親方は、東京の今の部屋を建替えるため、仮住まいに引っ越した。先代安治川(元関脇陸奥嵐)が使っていた建物をそのまま受け継いだため、老朽化が激しくなっていたからだ。
 4月に取り壊し、新しい部屋は来年4月の完成予定で、地下にはトレーニングルームが入る予定だ。その間のけいこは、一門の朝日山部屋などで、出げいこ生活になるらしい。
 

東農大・木村が時津風部屋入門

2006-02-10 23:45:24 | 雑記
 以前にもこのブログで取り上げたが、東農大の木村が先日、時津風部屋に入門し、来場所初土俵を踏む。大学時代はタイトルがなく、昨年の全日本選手権ベスト16が最高。しかしながら、この選手はプロへ入ってから大化けしそうな気がする。190㌢、130㌔と体格に恵まれ、なかなかマスクもいい。