相撲巧者の追風海が引退を発表した。ヒザや首など度重なるケガが原因で30歳という若さでの引退だった。会見での涙が無念さを物語っていた。個人的には大好きな力士だったので、本当に残念でならない。
日大1年のとき、先輩の胸にぶつかった瞬間、首を骨折。以来、首はつながらないままで、その後、学生横綱にもなり、プロ入り後は関脇まで上り詰めた。もし、このケガがなければ、間違いなく横綱になっていたと言う相撲関係者は少なくない。相撲センスはまさに天才。土俵際で弓なりになりながらも、強じんな足腰と腕力で逆転の左上手投げや突き落としなど、観客を魅了するに十分な技能ぶりだった。
晩年によく見せた八艘飛びは、ケガで思い通りの相撲が取れずに、やむにやまれずの苦肉の策にすぎない。さぞかし、相撲巧者の内心はじくじたる思いであっただろう。もう一度、上で見てみたかった。
日大1年のとき、先輩の胸にぶつかった瞬間、首を骨折。以来、首はつながらないままで、その後、学生横綱にもなり、プロ入り後は関脇まで上り詰めた。もし、このケガがなければ、間違いなく横綱になっていたと言う相撲関係者は少なくない。相撲センスはまさに天才。土俵際で弓なりになりながらも、強じんな足腰と腕力で逆転の左上手投げや突き落としなど、観客を魅了するに十分な技能ぶりだった。
晩年によく見せた八艘飛びは、ケガで思い通りの相撲が取れずに、やむにやまれずの苦肉の策にすぎない。さぞかし、相撲巧者の内心はじくじたる思いであっただろう。もう一度、上で見てみたかった。