寿美男の七転び八起

世は全てが合・縁・奇・縁    ―寿美男頭脳―

髪結いの騎士の親知らず

2007年01月14日 20時26分50秒 | Weblog
 週末の飲みを終え今日は家でゆっくり。

新宿での新年会は行き場を失った男4人で新宿のつぼ八に集結。意外にもかなりの綺麗な店内であったため居心地は悪くない。俺のイメージが全く変わったくらいであった。

そして、2件目で人数も一人増え、ちょっと暗い居酒屋で少々ビールを飲む。そして、終電間際のため席を立ち新宿駅へと向かった。俺はまだ少々飲み足りないというよりは騒ぎたいきぶんであったためいつものように総武線で国立まで向かった。
そこまでは完璧であった・・・・


電車は超満員。そして、俺と波田野と渡辺の3人はたわいも無くスケッチブックで落書きをひたすら続けていた。

そんなときだった。

ふと前を見ると、トレンチコートを着た50代の背の高いおじさんが俺を見ているではないか。いや、見ているというより凝視である。そして、目が合うと目を見開いて奇妙な笑顔をするではないか!!!!怖い!!!!!とにかく不気味な笑顔であるために怖い!!!!んが、しかし、見たい!!!!!そんな衝動で目をそらすことができない俺。そして、一向に目線を外さないそのおやじ。

いくつかの駅を経て俺は空席に座り、俺の周りを囲むように波田野と渡辺。そして、隙間から俺を見ているオヤジ。この頃には俺は目をむしろ合わさない事に必死であった。とりあえず不気味すぎたのだ!!!!

そして、隙をみて波田野に「おいっ、あのオヤジごっついこっち見てくる。絶対おかしい!!」っと告げたのだが電車内はそんな小声を拾ってくれるほど静かでは無かった。


駅が西国分寺に着いたその時だった。


そう、そのオヤジがこっちにむかって歩いてきたのだ!!そして、波田野や渡辺に目もくれずに俺に向かってこう言ったのだ。

「目合わせーや!!!目合わせーや!!!!」
当然この時の顔も不気味な笑顔である。俺らは呆然に「はっ???」って感じでいると、
「降りていいか???降りていいか??」

この言葉を最後にそいつは降りていった。そして、残ったのは完全に酔いも抜け、テンションも落ちた俺たち3人であった。


今になっても何がなんだかわからんが、とにかく、そいつには頭がきた!!!でも、実際何があるかわからん東京。実に不気味である。そして、実に愉快である。実に危険である。

思いやりのかけらがもう少しあればそんなこと無いんだろうが・・・

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3 コメント

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Unknown (直角)
2007-01-14 23:38:16
コエーーーー!!!!!
間違いなく俺は目をそらすぞ!!!

ただ泥酔の時は分からんがね。

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Unknown (寿美男)
2007-01-15 22:55:47
ジェダイだったらフォースを使うのになぁー・・・
フジの時のあいつよりむかついたわ。
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Unknown (直角)
2007-01-17 23:59:52
あいつかあ????

あいつおかしな奴だったなー。。。気持ち悪い。俺の彼女のテントだったらマジでムカついとるわ。。。

危険ってのは隣り合わせだし、向こうから遠慮なく近づいてくるわ。
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