コップの水を飲む。
これは、”この水が飲用に適している”と信じているから、
私たちは何も考えないで飲んでいます。
こう考えてみると、世の中全ての物事は”信”に基づいて動
いていると言っても過言ではないでしょうか。
しかし、こうも科学文明が発達し、IT時代に入ってくると
この”信”が段々薄れるというか、喪失しかけていますね。
TVをつけると、まず報じられることは、悲しい事件の内容
です。NHK、民法にかかわらず・・・。
新聞を見ても、残忍な事件、事故の記事が取り上げられて
います。それも、大々的に・・・。
悪い内容が良い内容を上回っています。
日々、こんな内容ばかり見聞きさせられていると、将来あ
る青少年に与える影響はどんなものだろうと危惧されます。
政府も、集団的自衛権云々で、”他国が侵略してきたら”ばか
り唱えていますが、これも不信から出る言葉でしょう。
時間がかかるかもしれませんが、戦争などを起こさない人間
を育てる方へ、力を注がなければならないと思うのですが。
最後は教育の力だと思うのです。
その教育（公教育）には、日本では、宗教教育を持ち込んで
はいけないとなっていますが、本当は、宗教は必要だと思う
のです。生命とか宇宙とかの問題になると、科学のみでは解
決できないことが有り過ぎるからです。
宗教にも浅い教えと深い教えがあります。
ネパール南部ルンビノで生誕したとされている釈迦牟尼世尊
が説いた仏教は、今のところ、平和思想、人間の生き方につ
いては、他に類を見ない示唆に満ち溢れていると思うのです。
仏教もいろいろな宗派に分かれ、本門と迹門があります。
何が正しい宗教なのかを見極めなければなりません。
要するに、人間誰人もを幸せに導いていける力のある真の宗
教が必要だと思うのです。
イスラム国（IS）を武力で封じるのではなく、彼らの思想を
正していく努力を世界のみんなが取り組まなければと思うの
です。道のりは、遥か彼方なのかも知れませんが・・・。
最後に、「人間は、幸せになるためにこの世に生まれてきた」
を信じて・・・
。
